安倍派所属議員に頭を下げて詫びる幹部(左から世耕、塩谷、高木の3氏。=19日、自民党本部 撮影:田中龍作= 自民党本部は首相官邸についで敷居が高い。ダメ元で入館を試みた。プレスカードを見せると意外とすんなり通れた。 記者クラブメディアが権力のお先棒を担いだ結果、日本はひどい国になってしまった。今日はどうしてもフリージャーナリストが取材して人々に伝える必要がある。その一心だった。 裏金問題で国民の怒りを買う安倍派の総会は19日午後6時から始まった。メディアは塩谷座長の冒頭あいさつが終わると退出となった。 座長の挨拶がふるっていた。「収支報告書への多額の不記載により、国民の皆様方、そして、党員を含む自民党関係者の皆様方の信頼を裏切ったことに対して心より深くおわび申し上げます」というのである。 不記載の問題にして逃げ切ろうという魂胆が見え見えだった。 総会後、塩屋座長と高木事務総長が記者会見を開