モンテローザの新店舗「カミナリステーキ」の「パクリ疑惑」が話題になった。外食産業で「パクリ騒動」が後を絶たないのはなぜなのか。飲食業界の歴史を振り返ってみると…… 5月下旬、あるステーキ店がSNS上で注目を浴びた。 埼玉・春日部にニューオープンした「カミナリステーキ」が、全国で店舗網を拡大中の「いきなり!ステーキ」をパクったのではないかという「疑惑」をかけられたのだ。 そんな話、日本中にゴロゴロしているだろと思うかもしれないが、なぜこの「疑惑」が注目されたのかというと、「カミナリステーキ」の運営元が、多くの外食チェーンを展開する居酒屋業界トップ・モンテローザだったからだ。 ご存じの方も多いと思うが、同社の運営する居酒屋チェーンは他社が運営する人気店とよく似た名前、よく似たコンセプトになっているという指摘が多く、一部では「対照表」もつくられているほどなのだ。 例えば、同社のメインブランドとも