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カクヨムに関するmsdbkmのブックマーク (5)

  • 彼女の人格が一つじゃなかった件 四

    一度、チカが俺のことを忘れた事があった。昼間、彼女が大学にいる時にメールを送ったんだが返事が素っ気ない、というか敬語だ。家に帰ってSkypeで話をしてみると、俺の名前は覚えてはいるんだが、FPSの同じクランのメンバーという以上の認識が無いらしい。チカじゃないんじゃ無いかなとも考えたが、FPSはチカしかやらないし、俺以外の学校生活の記憶とかチカのもので間違いない。今まで俺たちはこんな事があったんだよって説明すると 「ホントですか~!?私を騙そうとしてるんじゃ無いですか?」 と抜かしやがる。どうしたら信じてもらえるかなと思いを巡らせた。そういえば、エリの誕生日に文庫用のブックカバーをあげた。その色と模様を伝えてみた。 「確かにそのブックカバー持ってます、鞄に入ってますけど、なんで知ってるんですか?」 彼女は明らかに怪訝そうな顔をした。 「だから俺がエリにあげたんだって」 「私がテンさんに別人

    彼女の人格が一つじゃなかった件 四
  • 彼女の人格が一つじゃなかった件 参

    ある日チカに話しかけてみると、チカに雰囲気は良く似てるのだがチカではないという。彼女はエリと言った。すごく明るくて楽しいことにしか興味がなく、つらい過去は振り返らない。チカが休みたい時、彼女が出ていることがよくあった。エッチな事も大好きで、チカとしてる時に交代してもらってエリとした事もある。 子供人格のナツとも何度か話してみたが、当に天真爛漫で子供のまま、良い子のまま止まっている。 「おっちゃん今日も元気やなあ。ナツは今日はお絵かきして遊んでたんやでー」 ゆったりとした関西弁でナツと話すと当に心が癒される。ある時ナツが嬉しそうにしてる時に足をバタバタさせながら「おっちゃん!おっちゃん!」と叫んでるのを見かけた事があった。チカと話してる時にもチカが嬉しそうにしてる時に足をバタバタさせながら「テンちゃん!テンちゃん!」と叫ぶので、 「君ら性格もしゃべり方も全然違うけど、似てるとこもあるよな

    彼女の人格が一つじゃなかった件 参
  • 彼女の人格が一つじゃなかった件 弐

    多重人格というのは中二病を刺激するらしく、自称多重人格というのも結構いるらしい。彼女の場合は出来るだけ隠そうとしていたし、他の人格も俺が接触するまでは話そうとしなかった。精神的にノーマルじゃない事で、嫌われたり変わり者扱いされるの事を嫌がっていた。気持ち悪いと思われるんじゃないかと言っていた。俺の方はというと、これを聞いたからといって気味が悪いなどと思うよりもむしろ好奇心が勝っていた。昔ドキュメンタリーで見た事ある、多重人格というやつ、どんなものかもっと知りたい。もしかしたら他の人格とも付き合えるかもしれないという平和な事も考えていた。結局は他の人格ともエッチしたりする仲になるのだが。 彼女は所謂メンヘラでもあって、手首には無数のリスカ跡があった。つらいことがあった時、消えてしまいたい、自分なんかいなくなればいいのにと思った時に自分の血を見ると落ち着くらしい。過去に俺の眼の前でカッターで手

    彼女の人格が一つじゃなかった件 弐
  • 彼女の人格が一つじゃなかった件

    多重人格というのがある。この呼び方は俗称で、来の病名は解離性同一性障害という。まさか自分が実際に目にすることになるとは思わなかった。解離の症状も人それぞれ異なるので、私が書いたことが多重人格の全てではないし、他の解離の人はまた違う症状が出ることも踏まえて読んで欲しい。それから、リアルバレを恐れて名前は全部変えるしところどころフェイクも入れとくのでご承知おきを。 彼女との出会いはネットだった。これまでにもウルティマオンラインというMMORPG人生の一部を無駄に消費した事はあったが、その時のギルドのメンバーに誘われて始めたFPSも完全にはまってしまって、上手くもないのに毎晩午前2時3時までにゲームをしてたことがあった。一度は抜け出せたものの、仕事が一区切りついた時に始めたFPSで誘われるままクランに入ってしまい、数千時間をこのゲームに費やすことになった。彼女はそのクランの主力メンバーの妹だ

    彼女の人格が一つじゃなかった件
  • 【ロケット商会】さんをベタ褒めします

    【ロケット商会】さんをベタ褒めします。 ↓カクヨム ロケット商会↓ https://kakuyomu.jp/works/4852201425154963487 先に断っておくことですが、自分が読んだのは 「疾風怒濤商店街」 「緑陽館幻獣飼育委員会 ドラゴン飼育日誌」 「勇者のクズ」 以上3作品です。(連載分は各2016年6月1日時点) 時候の挨拶とか書けないのでさっさと始めてガンガン褒めていきます。 ■1.世界観にめっちゃノれる どの作品を取っても、舞台は現代日をベースにしています。それを大きくプッシュするつもりはありませんが、わかりやすいことは良いことです。 しかしあくまでそれは「ベース」です。例えば「疾風怒濤商店街」、このタイトルでありながらメインテーマは「ドラゴン討伐」。商店街がある世界にドラゴンなんか来るのか。ドラゴンが居る世界に商店街なんてもんがあるのか。つまり、現代日ひいて

    【ロケット商会】さんをベタ褒めします
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