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小説に関するmsdbkmのブックマーク (51)

  • 伊藤計劃の作品、全部同じ展開

    屍者の帝国も虐殺器官もharmonyも全部 「なんか頭の良い悪い奴が悪いことを企てる」「主人公はそれを追う立場」「最終的に悪い奴は別に悪を成そうとしてるわけではないと分かる」「でも結局主人公に殺される」「主人公は未熟でキャラクター的な魅力に欠ける」でバリエーション少な過ぎだと思いました。 普通に伊藤計劃が死ななかったら今頃小説家廃業してそう。

    msdbkm
    msdbkm 2017/02/06
    なるほど。 / 虐殺器官は映画ではいちおう悪いことしてる自覚ありそうな感じっぽかったですけど原作はまた違うのかしら。
  • 「痛い」小説を探している

    空気を読めない等の意味での「痛い」ではなく、小説を読んでいるこちらが痛みを覚えるほどの作品はないものか。読みたくないけど痛さを求めて読み進めてしまう作品はないものか。

    「痛い」小説を探している
    msdbkm
    msdbkm 2017/02/06
    牧野修だったか田中啓文だったかで読んでてこちらまで痛くなるようなのがあった気がしますけど、タイトル忘れました。
  • ホラー小説は面白いやつが売れてない。

    絶対に100%面白いと言えるのに、売れてないホラー小説がいくつかある。 ①『だからドロシー帰っておいで』 なぜこれが売れなかったのが理解できないくらい面白くて怖い。 主人公は単なる中年主婦なんだが、一方では脳内では「オズの魔法使い」の世界を体験している。 主人公は次々と殺人をしていくんだけど、脳内ではキレイなオズの魔法使い的な解釈で進んでいる。 オズの魔法使いでの出来事が、逆にリアルではどうなっているのか?はあまり細部まで語られないが、主人公を追う刑事などの描写でハッキリする。 イケてない中年主婦の描写がまた陰険で面白い。 ラストがちょっと意外というか、無理やりな感じでまた面白い。 ②『x雨』 能力者となる子供たちは、ある時から、「雨」を感じることとなる。 普段は普通の学生として過ごしているのだけど、みんなには感じない「雨」を感じるため、常にジトジトしており、そのうち雨にのまれて死んでしま

    ホラー小説は面白いやつが売れてない。
  • [読んだ]

    大絵画展を読んだ。コンゲーム小説ははじめて読んだけど、こうも展開が弄ばれるものなのかとびっくりした。いまは新鮮で強烈な読書感がぐるぐるしている。 コンゲーム小説の常なのか、この小説が際立っているのかわかんないんだけど、物語の序盤は結構イライラさせられた。 愚かな主人公壮介がずるずると深みにはまっていくくだりは、展開上必要だとはわかってもつらかった。 反面、同じく泥沼にはまってしまうもう一人の主人公茜はかわいそうだった。 むろん出発地点が悪いんだと言ってしまえばその通りなのかもしれないけど、あんなに狡猾に逃げ先を塞がれたら嘘みたいな希望に縋ってしまうのも仕方がないと思う。 全体を通して思ったのは、無駄な人員がいなかったなあってことと、モノの価値と金に関するあれこれ面倒くさいことについてだった。 特に後者について。金ってわかりやすい指標だけれど、そのものの価値を雄弁には語ってくれないものだよな

    [読んだ]
  • [読んだ]

    八月の青い蝶を読んだ。素晴らしい。ただただ素晴らしいおねショタ小説でした。 タイトルにある通り、八月の夏真っ盛り広島を舞台にした物語。東京からつてを頼って引っ越してきた病弱な虫めでる姫と、健康だけが取り柄の腕白な広島っ子との間で紡がれる、ひと夏の淡い恋物語。 ……いやあ、ね。すごいね。こんなに圧倒されたのは初めてかもしれない。なんも言えねえ。なんか言葉にすると、いま胸の中を巡っている感動なり感情が消え失せてしまいそうになる。 自然とこみ上げるものがあって、読んだ後でも涙があふれてしまうっていう珍しい体験をしました。この世界の片隅にを見終わって呆然となった人と似たような感じなのかしらん。 昨今は増田でもはてぶでもよく言及されてるあの映画だけれど、あの夏の広島を、あの夏から今に至る広島の心を描いているもう一つの名作として、この物語をいろんな人に読んでもらいたい。ぜひ。 文章は過去へ過去へと回想

    [読んだ]
  • 猫の地球儀「海が、」はなぜ名文なのか

    ・ロケットの下に広大な海がどこまでも広がっていく情景が3文字で浮かび上がる ・海がただの青い表面ではなく海として見えたということは、着陸・着水できたかどうかはともかく、地球儀の大気圏内に到達できたのは確かだということが3文字でわかる ・恐怖、緊張、興奮の中で美しい海が突然下に見えて感動している様が3文字で想像できる ・海がどうしたのか言わないことでただ海が見えただけではなく、広がったとか、輝いていたとか、青かったとか、黒かったとか、様々な方向への膨らみを想像させている ジブリで映画化したら絶対良い作品になると思うんだけど、海が、だけは文章じゃないと表現できないし、この名文を書けるのは秋山瑞人ただ一人だと思う。 なんでも良いから新作出してくれませんか。

  • ぼくは明日、昨日のきみとデートするって、本がでたばっかのときに、作者..

    ぼくは明日、昨日のきみとデートするって、がでたばっかのときに、作者が苦労話みたいなの書いてたのがホッテントリになってたのを見た記憶がある そこからするとめちゃくちゃメジャーになってすげーなーと思う ありきたりっぽいテーマだったしがんばって書いたのはわかるけどヒットしないだろうなと思ってたのに アキハバラ@DEEPのドラマで、今をときめく星野源が出てて、当時は「さえないからすぐ消えるんだろうな」って思ってたらまさかの歌手でヒットするとかいうまったく想像もつかない方法でヒットしたのをみたときのなんともいえない複雑な気持ちにも少し似てる

    ぼくは明日、昨日のきみとデートするって、本がでたばっかのときに、作者..
  • 荒楠神社の十文字家(あれくすじんじゃのじゅうもんじけ)、書肆百日紅家..

    荒楠神社の十文字家(あれくすじんじゃのじゅうもんじけ)、書肆百日紅家(しょしさるすべりけ)、豪農千反田家の並びって、西尾維新の一から十までの名家?団体?に似てる中二病を感じる

    荒楠神社の十文字家(あれくすじんじゃのじゅうもんじけ)、書肆百日紅家..
    msdbkm
    msdbkm 2016/10/14
    「氷菓」2001年10月、「クビキリサイクル」2002年2月(wikipedia 調べ) だいたい同じくらいの時期なんですね
  • 面白い推理小説おしえてください

    ハルチカシリーズや青崎有吾の裏染天馬シリーズとかみたいな、ライトなミステリのシリーズもので何かあれば。 追記:遅くなりましたが教えてくださった方々ありがとうございます。 桜庭一樹、米澤穂信、アシモフは読んでいたので、市立高校シリーズ、夢水清志郎シリーズに手を出してみたいと思います。

    面白い推理小説おしえてください
  • [今日も聖書を読む読む]カミュ『異邦人』

    読んでてかなり興奮したのでメモ。 あらすじ1. 第一部 (1) 主人公ムルソーは、母が死んだ翌日にナンパした女を抱いちゃうような変な男。 (2) そんなムルソーはある日「太陽がまぶしかったから」という理由でアラブ人を拳銃で殺してしまう。 ※ここで重要なのは、ムルソーに罪を犯したという意識がないことだ。なぜならアラブ人を殺したのは「太陽のせい」だからだ。 2. 第二部 (3) ムルソーは殺人罪で起訴されるが、彼を救おうと弁護士と牧師がやってくる。 (4) 弁護士は「心証をよくするために嘘を付け」と言い、牧師は「罪を認めて神の救済を受けろ」と言う。 (5) しかしムルソーは、嘘を付くのは嫌だし、そもそも自分は罪人ではない、と言って、いずれの救済も拒否する。 (6) 始まった裁判では、ムルソーの「太陽がまぶしかったから殺した」という言い分を誰も理解できず、経験則に従って彼の行為が理屈付けられてい

    [今日も聖書を読む読む]カミュ『異邦人』
  • 十二国記って異世界転生もののはしり

    だったんだろうなあ。 単に異世界にトリップするだけのものは沢山あったし自分の意思で向こうの世界に残るものもあったが(ナルニアは一応自分の意思で残る方だと思ってる) 異世界では見た目から何から変わるし既に死んでるのと同じですもう戻って来れませんというのは珍しかったと思う。 まあ正確には異世界の方が故郷だったって設定だが。

    十二国記って異世界転生もののはしり
  • アルスラーン戦記の最新刊がフルボッコでワロタwwww ワロタ・・・ はあ..

    アルスラーン戦記の最新刊がフルボッコでワロタwwww ワロタ・・・ はあ・・・そんなひどいんか・・・ まあ2年前のもちょっと微妙な出来だったし、そもそも蛇王が実際に出てきちゃって国作りとか全部どうでもよくなった時点で微妙だけど 無双5の呂布伝みたいな感じだけど、あっちと違うのはこっちがおもしろくないことだなあ

    アルスラーン戦記の最新刊がフルボッコでワロタwwww ワロタ・・・ はあ..
  • [読んだ]

    サクリファイス、エデン、サヴァイヴと同一作者のロードレース作品を読んだ。いつ買っただったか思い出せないけど、新潮の帯が結構憎い。そりゃサスペンスとかミステリーの要素がラストにあるけれど、これらの作品の質はそこじゃねえだろうと言いたくなる。季節の企画だから仕方がないといえばしかたがないのだけれど。 ともあれ、これらの作品(サクリファイスとエデンは長編、サヴァイヴは短編集)は、タイトルがストレートにテーマとなっている青春スポーツ小説だった。プロのスポーツ選手が抱いているであろう心情が丁寧に描かれていたし、ロードレースという競技自体も過不足なく魅力が書き表されていたと思う。 主要な登場人物はみんな自転車で走ることが大好きな酔狂者ばかりだった。自転車で走ることが好きすぎるから勝ちにこだわるし、エースのために尽くそうとするし、薬物に手を出してしまったりする。根底にはどうしようもない業があるんだな

    [読んだ]
  • [感想]黒沢 清「CURE」(ノベライズ)

    数年前に映画のこと知ってからずっと頭のなかにひっかかってた でもレンタルビデオ店なんかもう行かないから見る機会もなくずっと悶々してた ノベライズがあることを数日前に知って矢も盾もたまらず図書館で借りて読んだ 今夜は月がきれいですがとりあえず死ねってマンガ読んだあとだと、自分が無意識的にこのタイミングでキュアを読んだことがすごく恐ろしくなった あらすじは首筋にXの傷がつけられる殺人事件が起きるけど、犯人たちになんの関係もないように見えて、でもなんかあるはず!で実際あったって話 設定は面白いし、映画で見れば違うんだろうけど、少なくとも小説で読む限りでは、微妙だった・・・ これは映画でみたほうがよかったな でももうネタバレも見ちゃったしなー いかにも90年代の作風だなあという感じ 良くも悪くも

    [感想]黒沢 清「CURE」(ノベライズ)
  • [感想]ロアルド・ダール「父さんギツネバンザイ」

    チョコレート工場の秘密の作者の別作品 ぶっちゃけチョコレート工場と続編のガラスのエレベーターしか読んだことなかったけど、 こないだズートピア関連でぐぐってたらファンタスティックミスターフォックスって映画みつけて原作が掲題のだったから借りて読んだって経緯 古くて借りる人もいないから書庫に入ってて司書さんにもってきてもらった 読んだ結果は、チョコレート工場より数段落ちるかなって感じ 対象年齢もかなり下がってるってのもあると思うけど ワクワク感とか痛快感がかなり低かった 他の普通の作家と一緒で当たり外れがあるんだなあと思った まあ当たり前かー 映画でみたら面白いのかもしれんけど このシンプルなお話とどう映画にしたのかは少し気になる

    [感想]ロアルド・ダール「父さんギツネバンザイ」
  • 本格ミステリは小説じゃない

    事件起こりました そんときの発言とか各々の条件はこうでした それをあてはめると犯人はこうなりました この構図にあてはめるだけに作者の思うように動かされる、棒読み声優みたいな登場人物 もはや小説である意味がない 箇条書きで十分 TRPGの一人リプレイっぽいというのか 事件ありきですべてが都合よく動かされるだけの、作者のただの独りよがり そこに小説としての面白さは微塵もない

    本格ミステリは小説じゃない
  • [感想]米澤穂信「折れた竜骨」

    格ミステリって感じで、感情じゃなくて論理って感じの 80Pくらいまで読んで挫折 格ミステリ好きの人にとってはおもしろいらしいけど、どーもミステリありきの人物描写、会話、地の文がくどいのに薄っぺらく感じられて読みづらくて、ストレスにしかならなかったから ホントは満願読みたかったけど図書館にこれしかなかったから読んでみたけど、やっぱりミステリは自分には合わんなあ 作品自体のよしあしじゃなくて、自分にあうかあわんかの問題だこれは 多分作品自体はすごくいいものだと思う 読んだ人はみんなそう言ってるし ただ自分には合わなかった それだけの話 とりあえずぐぐってネタバレだけは読んだ なんか上遠野浩平の殺竜事件を思い出す合わなさだった

    [感想]米澤穂信「折れた竜骨」
  • うーん偽物語、小説だとクソつまらんけどアニメでビジュアルがつくとそれ..

    うーん偽物語、小説だとクソつまらんけどアニメでビジュアルがつくとそれなりに見れるもんになってるな 意外だわ

    うーん偽物語、小説だとクソつまらんけどアニメでビジュアルがつくとそれ..
  • [読んだ]

    夜の底は柔らかな幻を読んだ。ミステリーがサスペンスが始まると思ってたのに、めくるめく現代SFファンタジーが始まったからびっくりした。高知県の山奥がすごいことになってしまった。 恩田陸のSFファンタジーというと、劫尽童女を思い出す。個人的に結末が尻すぼみに感じられて残念な読後感だったけど、今作はスケールの大きさにも投げっぱなしジャーマンにも圧倒されてしまった。 すごい。最後までよく分からない重要用語があり、使われている超能力みたいな力が何由来なのか、いろいろ疑問は尽きないけれど、そんなこと関係なくとにかく面白い。熱量が当にすごい。 上巻の終わりがけなんて、バトル描写が冴え渡っていた。ライトノベルを意識しているのかとも勘ぐっちゃたけど、書きたいように、書かねばならないように書き切った大作なんだと、上下巻を読み終わってから認識を改めた。 いろいろな人の結末が知り切れトンボで終わってるけど、それ

    [読んだ]
  • [読んだ]

    海を見る人を読んだ。世界のありようを計算で提示可能なハードSFは自分にはちょっと難しかった。技術面からアプローチした作品ならまだ想像しやすいんだけど。 そんなわけだから、時計の中のレンズはよくわかんなかった。天獄と地国に隠されたオチも解説読むまで考えもしなかった。 解説読んでからもほーんって感じで、いままでやったことのない読書スタイルだったから新鮮だった。文章を読み、ストーリーを追うだけじゃなく、考証することも読書の楽しみなんだと思う。 一方で、独裁者の掟とキャッシュは叙述トリックがあったり探偵が出てきたりと、短編ミステリとして親しみやすく面白かった。 時計の中のレンズは世界観の構築が一番の優先事項な上に複雑で、なおかつ微妙な結末を迎えたもんだから、上記二編は素直に良い進められた。 内容に関して言えば、表題作の海を見る人と門も良かった。特に海を見る人は間幕のやりとりを読むと味わい深くなる。

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