ソシャゲは好きですか? ぼくは好きです『ソシャゲライター クオリアちゃん ―恋とシナリオと報酬を―』というラノベが出た。現役ソシャゲライターの下村氏による、ソシャゲ業界を舞台にしたラブコメ、というと。 ソシャゲ大好きなヒロインと、ヒロインに憧れる主人公が、時に苦難にぶちあたりつつも、ソシャゲへの愛と希望を胸に頑張る話……と思うだろうが、実のところは違う。ヒロインはソシャゲを愛していない。ソシャゲのシナリオライティングの参考になるといった感想が見られるが、ほとんど参考にならない。 こんなことを言うと、ひねくれたやつだと思われるかもしれないが、まぁ話を聞いて欲しい。 コスプレとクオリアちゃん嫌な予感がしたのは、冒頭からだ。 ヒロインは仕事の際は、キャラに入るためにコスプレをするコスプレイヤーである。その両親もコスプレイヤーだったのだが、かつて真夏のコミケで暑苦しいコスプレを無理にやった結果、熱
90年代 世紀末かつ不況で退廃感が漂う。 終末回避のために暗躍する秘密の組織とか学校生活の裏で戦う高校生がウケた時代。 異能系、セカイ系全盛期 00年代 世界は終わりませんでした。秘密組織とかアホくさ。 日常は変わらず続いていく。むしろ何気ない学校生活の中で特別感を味わいたい。 不思議で変な部活モノがウケる。 10年代 そうだ異世界に行こう! 変わらない日常にうんざり。転生して自分の心地いい居場所見つけたい。 この余波で正統ファンタジーモノ、戦記モノがちらほら蘇る。 20年代 異世界とか飽きた。現実世界は経済とか戦争とか大変になってる。 なんかもう疲れたよママン。 そうだ可愛い女の子と山奥で自分の村を作ってひっそり暮らそう。 ほのぼの村長ライフがウケる。 この余波でシムシティが復権。 まぁ真面目に考えると、ラノベ界は大体10年単位で流行を象徴するエポックメイキング作品が出てくる。 スレイヤ
主人公の考え方が一見、前向きに見えて実は後ろ向きだからだと思うんだ このすばやダンジョン出会いの主人公たちはダメなところがあるけど、基本的にはいつも前を見て明るい未来を予感させる言動を取る リゼロの主人公は明るい未来どころか暗い未来しかないんじゃないのかと、絶望しかないんじゃないかと思わせる言動を取る その差が作品への好感度につながっているんじゃないかな
天鏡のアルデラミンの十巻を読んだ。前巻までの重々しい雰囲気から希望の持てる明るい展開になったのが印象的だった。 物語の分配としては二部構成というか、前半の戦闘場面と後半の人間模様とでがらりと空気感が変わる展開になっていた。前半については今まで辛酸を嘗めさせられてきた相手に一泡どころか二泡三泡吹かせることができた一方で、ちょっとばかしイクタのチートっぷりが悪い具合に露見してしまったように思った。それまで追い詰められていたから爽快感のある快進撃が見られるのは満足ではあるんだけれど、一応相手がとても強いライバルポジションの軍師なんだから万能感を全面に出しすぎてはいけなかったんじゃないかなって思った。 展開的に仕方がないっていうのが一番の要因で、イクタという存在の全編通しての立ち位置にも要因はあるんだろうけど、ちょっとあっさりしすぎてたかな。確かに最強の助っ人が来たのに重苦しい雰囲気のままだと読ん
終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?を読んだ。読み始めたらどんどん頁が捲れてくから、ついつい一部完まで読んじゃった、 作品全体を覆う喪失感がいい味出してた。どの場面も落ち着いた破滅の気配が漂ってくる。みんなが一応普通な日常を送ってるのが物悲しい。 未来はないんだけど、悲嘆に暮れてないのが重苦しくなくて読みやすかった。落ち着いた筆致も好印象。雰囲気のある空気を顔しだしてた。 個人的に四巻の助走があったから五感でもっと大きく飛び跳ねるのかと思っていたんだけど、予想外に小さく堅実な飛び方をしたのが残念だった。 強大な敵と強大な力がぶつかってはいるんだけど、作品の根底にある喪失と恋の物語に引きずられてるせいか、こじんまりとしてた気がして。 剥き出しの感情がくどくどしくぶつかるわけでもないから、さらりとしていて、そこがこの作品の空気感なんだけど、もう一押し欲しかったなあッて思
EGコンバット読んだ後だと、めっちゃ秋山節抑えられてるなあというのが第一印象 それでも感情表現とかでぐっとこさせるところはキラリとひかってるけど EGコンバットと違って1巻でそれなりの終わりが示されてないから、この巻単独だとちょっと物足りないかな 相変わらずディテールの細かい描写には恐れ入るけど、キャラとかストーリーとかカタルシス的には、全然しょぼい んー断捨離でこれとEGコンバット残したけど、猫の地球儀とEGコンバット残しとくべきだったなあ またブックオフで探すか・・・
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