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読書に関するmsdbkmのブックマーク (8)

  • [読んだ]

    鹿の王を読んだ。重厚な物語だった。この作者さんが作る物語はやっぱり世界観がものすごい。奥行きがあるって当にすごい。 国家と陰謀。暗躍する組織と、氏族の間ではびこる怨嗟の坩堝。二つの大国に挟まれていたのが、つい最近帝国側に取り込まれてしまった地域を舞台にした物語は、生と死とか病とカたくさんの要素を幾重にも折り重ねながら、モザイク状に繋がりあって、総体として濃密な世界観を醸成していた。 緻密なお話である一方で、飛びぬけた一場面があるというわけじゃなかった気がする。ジェットコースターのようなドキドキハラハラする展開は個人的に少なかった。全体的に味わい深くて、静かな余韻を残すような面白さに満ちているんだと思う。 もちろん、次へ次へと読み進めたくなる謎は多くてエンターテイメントとして秀でていることは間違いないのだけれど。 読み終わってみて最初に感じたのは、世知辛いなあってことだったた。登場する人物

    [読んだ]
  • 失われた時を求めてを読む:2巻195頁まで

    出来事・ヤリチンのスワン君がオデットという娼婦と恋愛する回。 ・登場する貴族やブルジョアが揃いもそろって中身のない連中で、他人をこき下ろしたり、どうでもいいことをひけらかしたりと醜悪。 ・スワンとオデットも例外ではなく、空っぽ。 気づいたこと・書いた増田見返してたら、1巻でスワンの子供が出てるから、これ過去編なんだね。今気づいたわ。 思ったこと・主人公がキャラ不明の「わたし」ではなく、個性的なスワンなので、非常に読みやすい。1巻が辛かったら2巻から読むのも普通にアリだと思った。 ・ロラン・バルト「誰が一体、プルーストを飛ばさないで読んだだろうか」は名言。

    失われた時を求めてを読む:2巻195頁まで
  • 失われた時を求めてを読む:1巻246頁まで(3/6)

    思ったこと(愚痴)・吐くほどつまらない。 ・自分の頭がおかしいのかと思って、同時に買ったスタンダール『赤と黒』を読むと、これがめちゃくちゃ面白い。 ・んで比較して思ったんだけど、『赤と黒』の方はキャラクターの造形からして何となくゴールが見えるんだよね。「聖職者でありながらブルジョアに対する憎悪と上昇志向でいっぱいで、家庭教師先の奥さんを誘惑して出世の足掛かりにする」みたいなキャラだし。破滅が見えてる。作中の事件もそれとの関係で位置付けられるので、意義がはっきりしてる。 他方『失われた~』の方は、主人公が無個性。そもそも名前すらないし。わざとやってるんだろうが、ゴール(≒何を描きたいのか)が見えない。事件や人物は次々登場するのだけれど、ゴールとの関係で位置づけがよく分からないし、それによって主人公が成長したりするわけでもないので、どう捉えていいのかよく分からない。そんで「これ何の話なの?」っ

    失われた時を求めてを読む:1巻246頁まで(3/6)
  • 失われた時を求めてを読む:1巻194頁まで(2/6)

    思ったこと・途中70頁ぐらいわけわからん。 ・3頁ぐらい改行無しの文章が続くのやめてほしい。 女中フランソワーズを紹介するくだり・偉い主人(叔母)に仕えてる自分も偉いみたいなキャラ。 ・仕事はめっちゃできる。 叔母を紹介するくだり・病気がちの自分をかわいそうに思ってほしいキャラ。 ・「すぐ元気になるよ」とか言われると不機嫌になる。 ・この期待に応えられるのはユーラリって人ぐらい。 叔父さんを紹介するくだり・エロい女を連れていて、それを主人公にバラされて家人に総スカンを喰らう。 まとめ・こうやって書き出すと皆結構キャラ立ってんだけどね。主人公のキャラが分かんないから誰に感情移入して読んでいいか分からん。

    失われた時を求めてを読む:1巻194頁まで(2/6)
  • [読んだ]

    空色勾玉を読んだ。重厚な世界観を作り上げている和製ファンタジーだった。ただ終始神様に翻弄させられるばかりの展開では物足りなかった。最後ぐらい人間が泡吹かせてやったっていいと思うの。 個人的に一番好きな登場人物は伊吹王だった。責任も取れるし大らかに包み込んでくれる年長者は素敵だと思う。死に様も作中で一番格好いい。素晴らしいおっちゃんキャラでした。 時点で鳥彦と岩姫が好き。主役を導く役割や、軽妙な口ぶりで助けてくれる人物はポイントが高くなりやすいのです。ファザコンを拗らせた照日王の子供らしい素顔は可愛らしかった。 Amazonのレビューを流し見すると、低評価の理由としてキャラが幼稚ってのが見られた。この意見は肯定しないけれど、中盤から終盤にかけての自分の意志を見失ってしまった状態の狭也は読んでいて退屈だった。挙句、とある場面で絶対にやってはいけない行動を取ってしまいいろいろと振り出しに戻るわけ

    [読んだ]
  • 趣味が読書の人は読んだ本の内容をしっかり活用出来てるのだろうか? 「思..

    趣味読書の人は読んだの内容をしっかり活用出来てるのだろうか? 「思考の整理学」を数年前に読んでたけど、内容忘れてしまってて読み直している。 読み直して思い出す事もあるけど、見ずに思い出すのは困難だ。

    趣味が読書の人は読んだ本の内容をしっかり活用出来てるのだろうか? 「思..
  • 本を読むということ

    を読むという作業はに書かれた文章を自分の脳が理解できるように要約・変換する作業である そもそもと言うのは筆者の伝えたいことに肉付けし、文章化したものを紙に印刷したものである そうすると、筆者の伝えたいことがそのままインプットされればいいのかというと、そうでもない 自分のフィルタを通すことによって、自分の頭に収まりやすいようにしないと、すぐ忘れてしまう そして、その伝えたいことがインプットできれば読書は終わりかというと、そう言うわけでもない 伝えたいことを要約して輪郭がはっきりさせると、読者としては別の感情や意見が出てくるはずだ 一番大事なのは自分が読書によって得たものやインスピレーションで、それが応用できれば尚良い 言ってしまえば、それを全く引き起こせないような書物を読むことは、時間の無駄でしか無いのだ

    本を読むということ
  • [読書] 電子書籍に慣れない理由を考えた

    結論から書くと 何冊入ってるかパッと見わからないどれぐらい読んだかわからないまったく変化しない読書体験棚の肥やしにならない何冊入っているかパッと見わからない気軽に買ってしまうので積ん読が増える。 しかし端末の重厚さが変化しないので罪悪感すら感じない。 読まなきゃ…でも面倒 となって読まない率が増える… 買って満足という気持ちも発生してヤバイ。 どれぐらい読んだかわからないしおりを挟んでいる場合、視覚にも訴える。また、このぐらいの厚さまで読んだという感覚がある。 電子書籍の場合、物理的感覚がないので自分が読んだ量を覚えていない。 このため先の見えないマラソンをしている気分になる。 まったく変化しない読書体験これは良い面悪い面がある。良い面は劣化しない、安定して読める、自分の好きなフォントにして読める。 悪い面でいうと新鮮さが足りなくなる、ということだ。 それぞれのごとの環境が違うことで脳

    [読書] 電子書籍に慣れない理由を考えた
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