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ブックマーク / realsound.jp (83)

  • 【書店危機】今必要なこと『ブックオフから考える』谷頭和希が提言する“せんだら需要”と“非画一性”

    連日のように書店閉店のニュースが届く現在。今後書店にはどんな活路があるのか。 地方はもとより都心の大型書店やチェーンの書店も相次いで閉店するなど、書店を取り巻く情勢は厳しさを増している印象を受ける。個人の嗜好やニーズが多様化し、多岐にわたる娯楽が誕生する中、書店はどのようにあるべきなのか。 『ブックオフから考える: 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社/刊) 『ブックオフから考える: 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社/刊)などの著作があり、サブカルチャーから書店事情全般に精通する谷頭和希氏に話を聞いた。 ――日各地で書店が閉店し、ニュースになることも増えています。こうした現状について、谷頭さんはどう考えていますか。 谷頭:書店が減少するのは仕方ない側面があると思います。業界全体の制度的な問題はありますが、顧客の目線からすると、既存の書店の多くは、利用者のニ

    【書店危機】今必要なこと『ブックオフから考える』谷頭和希が提言する“せんだら需要”と“非画一性”
  • 星野源、曲作りの新たなスタイルが確立された2023年 サマソニや『LIGHTHOUSE』も振り返る

    星野源曰く、2023年はひたすら曲を作り続けた1年だったという。と同時に、それらを精力的にリリースするのみならず、3年ぶりの有観客ライブ開催や、『SUMMER SONIC 2023』のBEACH STAGEでのキュレーション企画実現、オードリー 若林正恭とのトークバラエティ『LIGHTHOUSE』(Netflix)出演なども大いに話題を呼び、様々な場所で星野源の音楽が鳴り響いた1年でもあった。そんな2023年の活動を振り返りながら、そこから得た手応えや曲作りの新たなスタイル、そして2024年への展望などを星野に語ってもらった。(編集部) “好き”を全面に押し出した垣根のない楽しみ方 ーー今回は2023年の主なトピックを振り返っていけたらと思います。こと音楽活動に関して、星野さんにとっての2023年はどんな1年でしたか? 星野源(以下、星野):上半期はとにかく家にこもって曲を作っていました。

    星野源、曲作りの新たなスタイルが確立された2023年 サマソニや『LIGHTHOUSE』も振り返る
  • Ken Yokoyama、“正しい現状認識”からの挑戦 連続したシングルリリースに託すミュージシャンとしてのステートメント

    Ken Yokoyama、“正しい現状認識”からの挑戦 連続したシングルリリースに託すミュージシャンとしてのステートメント レーベル直販/受注生産で販売された『Better Left Unsaid』からスタートした、Ken Yokoyamaの新たなアルバムに向けたシングルリリース。その第二弾作『My One Wish』 が9月20日にリリースされる。なぜ今この時代にKen Yokoyamaはシングルをリリースし続けるのか? 今回のインタビューでは、その挑戦の意味について迫ることになった。リアルサウンドでは今後もアルバムに向けて取材を続け、Ken Yokoyamaがバンドとして見出すもの、ミュージシャン/レーベル運営者としてロックンロールと向き合っていく姿を追っていきたい。(編集部) 僕らにとってロックンロールって生き方を変えるもの、社会を変えるもの ーーまずは、5月20日の日比谷野音の感想

    Ken Yokoyama、“正しい現状認識”からの挑戦 連続したシングルリリースに託すミュージシャンとしてのステートメント
  • 佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」 星野源と若林正恭によるNetflix番組『LIGHTHOUSE』が大きな話題となっている。全6回、月に一度のふたりが“悩み”をテーマに語り合う様子を、半年間記録したトーク番組だ。 星野と若林はこれまで、『あちこちオードリー』(テレビ東京)での星野のゲスト出演や、星野源オフィシャルイヤーブック『YELLOW MAGAZINE 2021-2022』での対談、『星野源のオールナイトニッポン』で披露された楽曲「Pop Virus feat.MC.waka」、オールナイトニッポン55周年記念ジングルなど、数々のコラボレーションと会話を続けてきた。 若き日の葛藤、人間関係の苦しみ、社会への意識、クリエイターとしての内省など、共鳴するふたりが紡ぎ出す言葉に注

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」
  • 『ゲームの歴史』はなぜ炎上している? ゲーム初心者でも読んでわかった通史企画の難しさ

    ゲーム歴史』に厳しい指摘相次ぐ 最近、東京書籍の教科書に約1200ヶ所もの間違いがあったことが大問題になったが、書籍の信頼を揺るがす事件が多発している。昨年11月に出版された『ゲーム歴史』(岩崎夏海、稲田豊史/著・講談社/刊)が間違いだらけということで、ゲーム愛好家や業界人から指摘が相次ぐ事態となった。 記者も購入したが、ゲームにそれほど詳しくない人でも突っ込みができるほど初歩的な間違いが多い。著者の思い込みや又聞きをもとに書いたとしか思えない記述も散見され、白紙に戻して作り直したほうがいいレベルのであった。具体的な事実誤認や間違いについてはすでに多くの人が指摘しているので、ここでは触れないでおくが、なぜこうしたが出来上がってしまうのだろうか。 そもそも、『ゲーム歴史』という企画自体がかなり無謀なものだったといえる。通史の執筆は一朝一夕でできることではなく、ある分野のエキスパー

    『ゲームの歴史』はなぜ炎上している? ゲーム初心者でも読んでわかった通史企画の難しさ
  • 安藤サクラ×夏帆×木南晴夏×水川あさみ、『ブラッシュアップライフ』クランクアップ

    安藤サクラ、夏帆、木南晴夏、水川あさみが、日テレビ系日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』のクランクアップを迎えた。 作は、安藤サクラ演じる33歳の独身女性の近藤麻美が、人生をゼロからもう一度やり直すバカリズム脚の地元系タイムリープヒューマンコメディー。 最後の撮影を終え、夏帆、木南、水川が声を揃えて「このシーンをもちまして……」と、きっかけを作ると、安藤から「ブラッシュアップライフ、全編撮影終了でございます!」と声がかかり、スタッフから大拍手とともに花束が手渡された。スタッフから「皆さまの軽快なトークでお願いします!」と任された4人は、揃って「すごく、当に楽しかった! 当に有難うございました!」とやり切った笑顔を見せた。 水川から「皆さん、いかがでしたか?」とふられた安藤は、「後半は“終わる!”という事をちゃんと実感しながらもすごく楽しい毎日で、すごく大好きな皆さんと過ごせて“ア

    安藤サクラ×夏帆×木南晴夏×水川あさみ、『ブラッシュアップライフ』クランクアップ
  • 『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで

    長澤まさみ主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。プロデューサー佐野亜裕美の実体験をベースにした要素も盛り込まれた渡辺あやによる脚や、挑戦的な作品のテーマが視聴者に熱を与え続けてきた作には、もう1人重要なキーパーソンがいる。チーフ演出を務める大根仁だ。SNSでは現場の様子や放送内容について随時言及してきた大根監督だが、これまで作について深く語ることはほとんどなかった。そして今回、最終回放送前のタイミングでロングインタビューが実現。作品に携わることになった背景から、現場目線でのドラマ全体の総括や画期的な撮影について、そして2011年の映画『モテキ』以来の再タッグとなった長澤まさみへの思いまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部) ずっとやりたかった「ドラマの映像ルックを底上げすること」 大根仁監督 ――リアルサウンド映画部で

    『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで
  • ホラーをミステリで解体? 『この動画は再生できません』が生み出す新感覚の魅力

    既にご存知かもしれないが『この動画は再生できません』というミニドラマシリーズがSNSを中心に話題となっている。 『当にあったガチ恐怖映像』のオカルトライター鬼頭(賀屋壮也)と編集マンの江尻(加賀翔)の元に一のホラー映像が届く。そこには、廃墟に忍び込んだ女子高生が不可解な現象によって次々と首を吊る映像が収められていた。しかも、それは実際にあった集団首吊り事件を収めたものだった。編集マンの江尻は、映像の中に違和感があることに気がつく。それは、想像を絶する恐怖のはじまりだった──。 こうあらすじだけ書くと、定番のホラードラマのように思える。しかし『この動画は再生できません』はただのホラードラマじゃない。恐怖映像を映像制作の視点で解体し、映像に残る違和感(心霊現象)を「どういう風に作られたか?」「これを撮った制作者の意図は?」を解き明かすミステリ作品なのだ。そう、作はモキュメンタリーホラー×

    ホラーをミステリで解体? 『この動画は再生できません』が生み出す新感覚の魅力
  • 仲野太賀×草彅剛×伊藤沙莉の魂の芝居 『拾われた男』を120%楽しむための3つのポイント

    俳優・松尾諭が綴った自伝的エッセイをドラマ化した『拾われた男』が、10月11日から地上波(NHK総合)で再放送される。NHK BSプレミアムでの放送終了後に筆者は「仲野太賀×草彅剛による渾身の芝居のラリー 『拾われた男』が刻みつけた一人の男の人生」というタイトルで「総論」を既に書いているので、稿では、これから初めて視聴する方、そして改めて見返してみようと思っている方に向けて、作品を楽しむための3つのポイントをご紹介したい。 “奇跡のコラボ”と“松尾諭愛”が叶えた、夢のような座組み NHKディズニープラスによる共同制作という、非常に珍しいケースの企画である。しかし、そのおかげで作品のクオリティがとてつもなく高まったことは間違いない。長年NHKが培ってきたドラマづくりにおけるノウハウと人脈。これに、大手配信サービスによる潤沢な予算が注がれて実現した作品に、「ドラマって、ここまで自由

    仲野太賀×草彅剛×伊藤沙莉の魂の芝居 『拾われた男』を120%楽しむための3つのポイント
  • くるり 岸田繁×氣志團 綾小路翔、フェス主催アーティスト赤裸々対談 コロナ禍による中止から2022年の開催まで

    くるり 岸田繁×氣志團 綾小路翔、フェス主催アーティスト赤裸々対談 コロナ禍による中止から2022年の開催まで 海外アーティストの来日や現地での開催など、コロナの影響を受けた2020年以来、最大の盛り上がりを見せる2022年のフェス。リアルサウンドでは現在、その動向に注目した特集『コロナ禍を経たフェスの今』を展開中。その締めくくりとして、様々なイベントに出演するアーティストであり、自身の地元でフェスを開催するくるり 岸田繁(『京都音楽博覧会』主催)と氣志團 綾小路 翔(『氣志團万博』主催)の対談を行った。(編集部) 2007年に始まった『京都音楽博覧会』と、二度のワンマンでの開催を経て、2012年から多数のアーティストが出演する野外フェスになった『氣志團万博』。自身で野外フェスをオーガナイズするミュージシャンは、コロナ禍以降の状況とどう向き合って来たのか。それを教えてほしいというのが、この

    くるり 岸田繁×氣志團 綾小路翔、フェス主催アーティスト赤裸々対談 コロナ禍による中止から2022年の開催まで
  • 無印良品「ドキュメントスタンド」はガジェット類の収納に便利。家族の困りごとも活躍

    家族で暮らしていると、iPadiPhone、電子メモやゲームなど増え続けるガジェット類。 筆者の場合、歴代のスマホを含めて2台持ち、3台持ちしている夫がいるため、机の上や棚の上に置いていると、雑然とした感じが気になって収納場所に困っていた。 そこで見つけた無印良品のドキュメントスタンド。デスク周りでのごちゃつきを、スッキリと解決してくれる優秀アイテムだったのでご紹介したい。 可動式だから便利。ゲームやスマホまでひとまとめ 無印良品「ドキュメントスタンド」 無印良品で販売されている「ドキュメントスタンド」は、無印良品らしいナチュラルさ。表面はオーク材でできており、シンプルではありながら手に取ってみると細かいアイデアがある。 一見、ダイソーやセリアなどにもありそうな収納ボックスに見えるが、仕切り板がついており、収納するものによって広さが変えられるという仕組みになっている。3つの仕切り板は全て

    無印良品「ドキュメントスタンド」はガジェット類の収納に便利。家族の困りごとも活躍
  • ランジャタイの“人間味”が見えた瞬間、沼にハマる 「ぽんぽこちゃんねる」で現れる素の姿とは

    「いま最もクレイジーな芸人は?」と尋ねられて、真っ先に思い浮かぶのがランジャタイだろう。『M-1グランプリ2021』の決勝で披露した「風が物凄く強い日に飛んできたネコが体内に入って探検をする」漫才「風」で世の中に衝撃を与えたコンビだが、漫才と同じくらいYouTubeもブッ飛んでいる。ランジャタイのYouTubeチャンネル「ぽんぽこちゃんねる」を見れば、彼らの魅力が何億倍にも跳ね上がり、二度と出ることのできない“ランジャタイ沼”へと引きずり込まれてしまう。 「ぽんぽこちゃんねる」では、前述した「風」はもちろん、3分ものあいだ「ウッチャン…ナンチャン…ウッチャンナンチャン…ウッチャン…ナンチャン…ウッチャンナンチャン…」とひたすらウッチャンナンチャンに扮し踊り狂う「ウッチャンナンチャン」など“怪異”としか言い表せないほど無秩序で爆発的な漫才を存分に味わうことができる。 『M-1グランプリ

    ランジャタイの“人間味”が見えた瞬間、沼にハマる 「ぽんぽこちゃんねる」で現れる素の姿とは
  • 時代遅れの良作『ダンジョンエンカウンターズ』が感じさせる“ゲームカルチャーが失ってしまったもの”

    10月14日、スクウェア・エニックスより完全新作のタイトル『DUNGEON ENCOUNTERS』(以下、『ダンジョンエンカウンターズ』)が発売となった。 シンプル過ぎると言っても過言ではない、ミニマルなゲームデザインが目を引く同タイトル。インプレッションと評価から感じたゲームカルチャーへのメッセージを考える。 プリミティブな設計思想をもとに開発されたミニマルなDRPG 『ダンジョンエンカウンターズ』は、シンプルなゲームデザインを突き詰めたダンジョン探索型のRPGだ。プレイヤーは、レベルアップや装備の新調、アビリティの習得などによってキャラクターを強化し、より深いダンジョン階層の踏破を目指す。タイル状のマップには、パーティーの回復や各種ショップ、敵とのバトルなどが数字で表示され、そのパネルを踏む(あるいは、調べる)たびに、数字に対応したイベントが発生する仕組みとなっている。プリミティブ(「

    時代遅れの良作『ダンジョンエンカウンターズ』が感じさせる“ゲームカルチャーが失ってしまったもの”
  • デヴィッド・バーンが『アメリカン・ユートピア』に込めた「ユートピア」の意味

    1985年の夏に『ストップ・メイキング・センス』が日公開された時の、東京で局地的に発生していたあの熱を、今の若い読者へ正確に伝えるのは難しい。まだ平日は映画館の最終上映回が18〜19時台スタート(そう、まるで緊急事態宣言下の現在ように)が当たり前だった時代に、「レイトショー」という耳慣れない呼称で21時以降に上映されたその公開形態。ほとんど前例のなかった、ファッションブランド(メンズ・ビギ)とのタイアップによる宣伝展開やコラボTシャツ販売。そしてもちろん、ステージの照明と構成、そして撮影と編集のアプローチによってそれまでの「コンサートフィルム」の常識を覆してみせた作品そのものの圧倒的な斬新さ。最初はメディア主導(まだテレビの深夜CMやカルチャー系の雑誌が絶大な影響力を誇っていた)だった作品を取り巻くその熱は、やがて口コミによって渋谷や新宿や吉祥寺の映画館に連夜の行列を生み出し、当時はまだ

    デヴィッド・バーンが『アメリカン・ユートピア』に込めた「ユートピア」の意味
  • 『リングフィットRTA』が話題の『RTA in Japan』 “17分間の熱狂”が示した、RTAというサブカルチャーの可能性

    『リングフィットRTA』が話題の『RTA in Japan』 “17分間の熱狂”が示した、RTAというサブカルチャーの可能性 8月11日、『RTA in Japan Summer 2021』が開幕した。 ゲームから派生したサブカルチャーである「RTA」にフォーカスし、2016年より同分野の発展に寄与してきた『RTA in Japan』。イベント誕生から5周年を目前に控え、開催された今大会は、大きな盛り上がりのなか、8月15日に幕を下ろした。 『RTA in Japan』とは、いったいどのようなイベントなのか。概要を踏まえ、今大会をめぐる動向へと迫っていく。 国内最大規模のRTAイベント『RTA in Japan』とは 『RTA in Japan』は、年に2度開催される国内最大規模のRTAイベントだ。「RTA」とは、「Real Time Attack(リアルタイムアタック)」の頭文字をとった

    『リングフィットRTA』が話題の『RTA in Japan』 “17分間の熱狂”が示した、RTAというサブカルチャーの可能性
  • マキシマム ザ ホルモンの“顔面指定席ライブ”が面白すぎた 当事者全員が加担した前代未聞のステージを振り返る

    最近のマキシマム ザ ホルモンはなんだかややこしい。まず大きいのは単純にライブが少ないこと。ナヲの出産、ダイスケはんのヘルニア手術、マキシマムザ亮君の体調不良、さらにコロナ禍までが重なって、近年はなかなか長期ツアーも行えない。もっとも体は資。無茶は禁物。仕方ないといえば仕方がないことだ。 それならばと別のところで力を入れてみれば、亮君の執念と怨念のようなものが入りすぎて企画が膨らみまくり、2018年の作品『これからの麺カタコッテリの話をしよう』は漫画+CDの書籍になっていたり、また前代未聞のフランチャイズ制が導入され2号店バンド(コロナナモレモモ)が生まれていたりする。さらに最新作『ESSENTIALS』は2号店によるラストシングル付きのマスクセット。膨大なオマケの詳細は笑うしかなかったが、そもそもこの作品をどう受け止めてよいのか、真に求められているのはホルモンの新曲じゃないのかと、考え

    マキシマム ザ ホルモンの“顔面指定席ライブ”が面白すぎた 当事者全員が加担した前代未聞のステージを振り返る
  • いしわたり淳治×狩野英孝 特別対談:作詞家が分析する、50TAの歌詞の面白さとは?

    いしわたり淳治『言葉にできない想いは当にあるのか』(筑摩書房) コラム集『言葉にできない想いは当にあるのか』を刊行した作詞家/音楽プロデューサー・いしわたり淳治と、アーティスト“50TA”こと狩野英孝の初対談が実現した。 きっかけは、昨年に『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で発表された50TAの3年ぶりの新曲「ラブアース」をコラムの中でいしわたりが称賛していたこと。いしわたりは、今年初頭に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の人気企画「2020年のマイベスト10曲」でも、同曲を7位に選出している。 初対面の2人のクロストークは、いしわたりが考える50TAの魅力、格好よさと面白さの関係、音楽とお笑いに共通する「言葉の使われ方の進化」など、抱腹絶倒なやり取りの中にクリエイティブなヒントがたっぷり詰まった対話になった。(柴那典) 「ラブアース」の衝撃 狩野英孝 ――狩野さん

    いしわたり淳治×狩野英孝 特別対談:作詞家が分析する、50TAの歌詞の面白さとは?
  • 『TVer』は大成功のさらにその先へーー新体制で目指す「パーソナルタイムシフト」戦略とは?

    今年はコロナ禍により、オンライン開催となった『Inter BEE 2020』。稿ではTVerの龍宝正峰氏(代表取締役社長)による基調講演「5周年を迎えた民放公式テレビポータル『TVer』の未来~7月新体制の狙いと今後の展望~」から一部を記す。 キャッチアップから「パーソナルタイムシフト」へ 株式会社TVerの新体制について。 龍宝はTVerがスタートした5年前を「ユーザーが視聴デバイスを色々と拡張している、NHKがネット配信を始めようとしている、同時に違法アップロードが世の中に溢れてきている、という時期だった」と述懐。そして「黒船とか言っていたが、ちょうどNetflixAmazonの動画配信が始まった。さらに民放的に言うと、全録機というのが拡張してきて、CMをスキップして見ないという人たちが増えてきた。それより何よりベースとなっているのが便利になってきたインターネット。そちらの方にスポ

    『TVer』は大成功のさらにその先へーー新体制で目指す「パーソナルタイムシフト」戦略とは?
  • 【ネタバレあり】『MIU404』を特別なドラマにした“失われた夏” 久住の存在が暗示したもの

    0(ゼロ)――。 それを「すべてを失った」とするか、「スタート地点」ととるか。私たちの人生は、そんな小さな選択の連続で作られている。 金曜ドラマ『MIU404』(TBS系)が最終回を迎えた。オンエアのラストまで伏せられていたサブタイトル《 》の中に入る言葉は《 0(ゼロ) 》だった。東京オリンピックが開催されるはずだった、2020年夏。来であれば様々なドラマが生まれたであろう新国立競技場の、“0”の形をした屋根と共に締めくくられる。 あるはずだった、夏がなくなった。夢の舞台も、青春も、人生の節目となる式も、そしてエンターテインメントも……みんなウイルスが飲み込んだ。全世界を巻き込んで変わってしまった世界線が、この『MIU404』を特別なドラマにした。私たちが「ここからだ」と思える希望のドラマに。 ウイルスとの闘いを見ているような404VS久住 最終回の見どころは、なんといっても伊吹(綾野

    【ネタバレあり】『MIU404』を特別なドラマにした“失われた夏” 久住の存在が暗示したもの
  • YouTube、なぜドラマ製作から撤退? 競争が激化する動画配信サービスの明暗

    ではDisney+が登場し注目を浴びて久しいが、一方アメリカでは、ドラマ製作から撤退したSVOD(定額制動画配信)がある。YouTubeだ。YouTube Premiumコンテンツの一つであるドラマは、昨年から撤退の噂がBloomgergなどで報道されており(参考:YouTube Denies Report That It’s Exiting Scripted Dramas, Comedies|Variety)、製作のソニー・ピクチャーズ・テレビジョン側は否定を続けてきたが、遂に今月正式に撤退となった。 『ベスト・キッド』(1984年)の30年後を描いた続編テレビシリーズ『コブラ会(原題)』のシーズン3は、Netflixが製作を発表。シーズン1、シーズン2を2020年内に配信し、その後シーズン3も続けて配信していく方針だ。YouTubeからはシーズン4製作を行わない方針が出され、行き場

    YouTube、なぜドラマ製作から撤退? 競争が激化する動画配信サービスの明暗