起訴状に添付された画像。トランプ氏の自宅の浴室には記録の入った箱が置かれていた=2023年6月9日、AP 米南部フロリダ州の連邦地裁は9日、機密文書を自宅へ違法に持ち出したとして起訴されたドナルド・トランプ前大統領(76)の起訴状を開示した。米軍の核兵器や作戦計画、米国や同盟国の軍事的な「弱点」に関する機密文書を持ち出していたことが判明。スパイ防止法違反(国防情報の意図的な保持)など七つの罪で、37件について起訴された。トイレに文書が入った箱を置いたり、機密文書の内容を民間人に自慢したりするなど、ずさんな管理が浮き彫りになった。 【写真】トランプ前大統領の起訴状 ずさんな管理明らかに 捜査を指揮したスミス特別検察官は9日の記者会見で「国防情報を保護する法律への違反行為は米国を危険にさらす。(起訴は)法と証拠に基づく判断だ」と説明。「公益と被告の権利のために、なるべく早く裁判手続きを進めたい