アメリカ・ミシガン州で、ユダヤ教の礼拝所の代表が刃物で刺し殺され、警察は犯人の行方を追っている。 【画像】殺害されたサマンサさんと、代表を務めていた礼拝所 ミシガン州デトロイトで21日早朝、地元でユダヤ教の礼拝所の代表を務めるサマンサ・ウォールさんが自宅前で倒れているのが見つかり、現場で死亡が確認された。 ウォールさんの身体には複数の刺し傷があり、血痕が自宅の中まで続いていたことから、警察は、ウォールさんが自宅内で何者かに刺されたとみて捜査を始めた。 パレスチナ自治区のガザを実効支配する、イスラム組織「ハマス」とイスラエルとの交戦が激しさを増す中で、警察は、犯人の割り出しを進めるとともに、ヘイトクライムの可能性についても調べる方針。
差別感情に基づき、在日コリアンの人々が集住する京都・ウトロ地区や、名古屋市の韓国学校などを狙い、22歳の男が起こした連続放火事件。 有本匠吾被告の第3回公判が6月21日、京都地裁(増田啓祐裁判長)であった。被害者側の意見陳述があったほか、検察側は懲役4年を求刑。弁護側は情状酌量を求め、被告人も最終意見陳述を行い、結審した。 検察が求刑に向けて意見を述べる論告では、「嫌悪感」や「偏見」という言葉はあったものの、「差別」そのものは用いられなかった。 また、被告人から反省や謝罪の言葉は一切なく、同種のヘイトクライムが今後も起きると予告する発言もあり、被害者からは不安や怒り、落胆の声があがった。 この日の裁判で検察側は、被告が在日コリアンに対する「嫌悪感」から犯行に及んだものであり、「身勝手、釈明の余地はない」と非難した。 自らの「偏見」や「思い込み」に基づき、職を失った「憂さ晴らし」や社会から注
「ヤフコメ民をヒートアップさせたかった」在日コリアンを狙った22歳。ウトロ放火事件“ヘイトクライム”の動機とは在日コリアンが集住する京都・ウトロ地区を襲った放火事件。犯行を認めた男は、韓国民団をねらった同様の事件を2度起こしていた。憎悪感情をもとにした「ヘイトクライム」と指摘される事件を起こした、その動機とは。 在日コリアンが集住する京都府宇治市ウトロ地区で、2021年8月に起きた放火事件。 非現住建造物等放火の罪などで起訴された奈良県桜井市の無職有本匠吾被告(22)は、愛知や奈良の在日大韓民国民団(韓国民団)施設でも不審火事件を起こしたと供述した。 その背景に何があるのか。BuzzFeed Newsは3月、拘置施設で被告と接見。その後も手紙による取材を続けた。 本人の言葉から浮かび上がったのは、一連の事件は在日コリアンへの差別意識と不当な憎しみの感情をもとにした犯行、つまり「ヘイトクライ
アジア系住民へのヘイトクライムに抗議する集会で「私たちの痛みが分かりますか」と手書きしたボードを抱える女性ら=米西部カリフォルニア州ロサンゼルスで2021年3月13日、福永方人撮影 米国の主要8都市でのアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が2021年に前年比で約4・4倍に急増したことが、カリフォルニア州立大サンバーナディーノ校の憎悪・過激主義研究センターの調査で判明した。中国・武漢から広がったとされた新型コロナウイルスの感染拡大に伴うアジア系への理不尽な暴力が、コロナ禍2年目にさらに深刻化した実態が浮き彫りになった。 調査は、同センターが各主要都市の警察のデータを暫定値として集計した。21年にアジア系への憎悪犯罪が特に多かった都市は、ニューヨーク133件(前年比103件増)▽サンフランシスコ60件(同51件増)▽ロサンゼルス41件(同26件増)▽ワシントン23件(同22件増)――
米ホワイトハウスでアジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)対策法案に署名するバイデン大統領(中央)=20日、ワシントン(ロイター=共同) 【ワシントン共同】バイデン米大統領は20日、ホワイトハウスで、議会を通過したアジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)対策法案に署名し、同法が成立した。新型コロナウイルス流行に伴いアジア系への暴力や差別が増加し、アジア系議員が中心となって法案をまとめた。バイデン氏は演説で「憎悪や偏見をなくすために力を尽くす」と表明した。 【写真】俳優のタイラー・ペリーさん、憎悪犯罪や差別を拒否 アカデミー賞で発言 成立したのは「新型コロナウイルス・ヘイトクライム法」。司法省に対して憎悪犯罪を迅速に調べるとともに、州や市などの警察が憎悪犯罪をオンラインで報告する仕組みをつくるための指針を示すよう求めている。
米ニューヨークの中心部で白昼、アジア人男性に対する「無差別暴行」が再び起きた。しかし、周囲にいた市民らが加害者を制止したため、深刻な被害は発生しなかったことが分かった。 ■韓国はコロナ時代に住みやすい国8位…TOP10は? ABCニュースなど現地メディアによると、今月12日(現地時間)、ニューヨークの72番街とレキシントン街の間で、大柄の黒人の男が通りかかったアジア人男性に体当たりして転ばせるという事件が発生した。この黒人の男はアジア人男性に向かって「殺してやる、どけ」と声を荒らげたという。 被害に遭った男性は逃げようとしたが、黒人の男が追いかけて一側触発の状態になった。このとき、通りかかった白人女性が両手を広げて黒人の男の行く手を阻んだ。それでも黒人の男がアジア人男性に向かって突進すると、状況を見守っていた市民数人が男を制止するために走り寄った。すると男は怒ったように空に向かって大声でわ
柳沢有紀夫(豪在住/文筆家) 2021年3月13日、米ワシントン州シアトルのチャイナタウンで、アジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)に抗議し、デモ行進をする人々。米カリフォルニア州立大サンバナディーノ校の憎悪・過激主義研究センターが、ニューヨークやロサンゼルスなど16都市の憎悪犯罪の発生件数を警察のデータを基に調査したところ、アジア系に対する憎悪犯罪は20年に2.5倍の122件に増加したことが分かった。世界で猛威を振るう新型コロナウイルスを「中国ウイルス」などと呼んだトランプ前大統領の言辞がアジア系への差別をあおったと指摘されており、人権団体は危機感を強めている【AFP時事】 「コロナ禍で中国系の人たちが暴力を受けた」 「『コロナを持ってくるな』『中国人はこの国から出ていけ』などと差別的な発言をされた」 「欧米人の目では中国人と区別がつきにくい日本人も含めアジア系の人たち全体が差別
韓国発のボーイズグループBTSが3月30日、アジア系の人々へのヘイトクライムに対し、声明を発表した。自分たちの差別体験を明かし、「人種差別に反対します。暴力を強く非難します」としている。 【Nodoka Konishi・ハフポスト日本版】 【Twitter】アジア系へのヘイトクライムに抗議するBTSの声明 BTSの公式Twitterで「#StopAsianHate」「#StopAAPIHate」(AAPI=アジア・太平洋諸国系のアメリカ人)のハッシュタグを 付け、韓国語と英語の声明を画像で掲載。 英語の声明では犠牲者に哀悼の意を表し、「理由もなく罵声を浴びせられたり、容姿を馬鹿にされたこともありました」など、アジア人として差別を受けた経験を綴った。「無力感を与え、自尊心を削ぐのに十分でした」と振り返っている。 現在起きているヘイトクライムはアジア人としてのアイデンティティと切り離すことはで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く