巨人が、およそ半世紀ぶりの屈辱を味わっている。 17日現在、5勝10敗で単独最下位に沈む。開幕15試合での10敗は、2018年以来5年ぶり。巨人が両リーグ最速で10敗を喫したのは、長嶋監督第1次政権の初年度で、球団史上唯一の最下位となった1975年以来、48年ぶりである。 【写真】清原和博が「カタギに見えない」…巨人キャンプ訪問姿に球場騒然(2014年) そんな緊急事態の中、巨人の周辺では「原監督は最後まで持つのか。完走できるのか」と話題になっているのだ。 球団の長い歴史上、巨人の監督がシーズン途中に休養した例はない。 「NPB史上初の三冠王」である中島治康選手兼任監督が、47年途中に成績不振のために選手に専念、事実上の解任となって以来、シーズン途中で交代したケースもない。 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。 「2000年以降では、成績不振で途中解任の可能性がありそ
ある意味では想定内なのかもしれない。巨人は14日の中日戦(バンテリン)で2―9の惨敗を喫し、今季2度目の3連敗で5年ぶりの最下位に転落した。ライバル球団から低迷の要因と指摘されるのは、年間121通りペースの日替わりオーダーだ。ただ、そこには原辰徳監督(64)ならではの思惑もあり、さながら〝急がば回れ作戦〟を貫いているが…。 どうにも投打がかみ合わない。先発したビーディが5回4失点で早々と相手に主導権を渡せば、打線も5回までわずか1安打と沈黙。6回にどうにか2点を返したが、2点を追いかける展開でリリーフ陣が終盤に5点を献上した。この結果、2018年6月9日以来となるリーグ最下位まで転げ落ちた。 チーム失速の一因とされるのが、流動的なオーダーだ。開幕から13試合目で早くも11通り。坂本を初の3番で起用し、スタメンマスクを初めて小林に託す策も勝利にはつながらなかった。他球団関係者からは「これだけ
4月11日、阪神戦でエース・戸郷翔征が奮闘し、なんとか5連敗で踏み止まった巨人。とはいえ、いまだにセ・リーグ内では5位に沈んだまま。 【ランキング】2022年のプロ野球12球団で「最低の監督は?」 「阪神戦で勝てた理由は、唯一好調の戸郷が登板したから。それ以外、巨人にとってポジティブな要素がありません。丸佳浩、坂本勇人と肝心の打線が不調です。そして何より、原監督が明らかに迷走しています」(スポーツ紙記者) 実際、9日の広島戦では、丸、吉川尚輝を外し、坂本を2番に起用。さらに代打で出場した松田宣浩をプロ初の二塁で起用した。 「結局、松田は悪送球でエラーを出しました。しかし、これは松田を責められませんよ。突然任せるほうがおかしい。さらに坂本がダメならと、22歳の新人・門脇誠を起用したものの、2打席凡退で下げてしまいました。 要するに場当たり的な采配が多く、じっと我慢してベテランの復活を待つのか
巨人松田宣浩内野手(39)が、初の二塁の守備で失策がついた。 6回先頭の広島西川の打球を“お手玉”しながら捕球。急いで投げた送球も左にそれた。一塁・中田翔が倒れ込みながらキャッチしたものの、ミットからこぼれ判定はセーフ。原監督からリクエストが出てリプレー検証も、覆らなかった。 松田は5回に代打で出場し、ボテボテの三塁へのゴロで内野安打を記録し、巨人初安打。そのまま、本職の三塁ではなく二塁の守備についていた。39歳にして1軍公式戦ではプロ入り後初となる二塁で、初めての守備機会だった。 松田は試合後、「行けと言われたらやるしかない。もっと準備していきたい」と前を向いた。原監督は「ヒットも出たし、攻撃に転ずるというところ」と説明した。 【関連記事】巨人ニュース一覧はこちら―>
巨人の背番号7が〝主〟のもとへ――。広島から無償トレードで古巣復帰した長野久義外野手(37)が、15日に入団会見を行った。5年ぶりのカムバックに満面の笑みを浮かべたのが、同席した原辰徳監督(64)だ。かつてFA補強に伴う「人的補償」と「28人のプロテクト枠」の全廃を声高に訴えて球界内に大きな波紋を広げたが、制度への不満をぶちまけた一因が長野の電撃移籍だった。 【写真】巨人のユニホームに再び袖を通した長野 「また新しい気持ちでルーキーのように頑張りたいと思います」。そう決意を語って背番号7のユニホームに袖を通した長野だったが〝チョーさん節〟は健在だった。 「監督が横にいたので、緊張しすぎてあまり覚えてないです」。原監督から「レギュラー奪取」と「若手への教育的立場」への期待をかけられたが「あまり見本にはならないと思うので…。中島さんなど先輩たちの後ろについて、若い子たちの間に入っていけたら」と
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