国葬の会場内では献花終了までの5時間、食事は禁止、飲めるのは給水所の水だけ――。27日に日本武道館(東京都千代田区)で行われる安倍晋三元首相の国葬をめぐり、国会議員に届いた案内状の記載に困惑の声が上がっている。関係者は「水だけで5時間は、かなりしんどい。欠席者が続出するのでは」と漏らす。 【写真】手書きで修正されていた国葬の案内状 与党のある衆院議員に届いた案内状の封書には、出欠や受付票などとともに「御留意事項」という一枚の紙が入っており、服装や集合場所などについての内容が書かれていた。 それによると、指定場所からバスでの送迎があり、集合は正午。「手荷物等」の項には「缶・ペットボトルなどの飲料水、カメラを含め、手荷物の持ち込みはできない」と明記されている。さらに「場内に給水所を設けるが、バスへの乗車後、献花終了まで(5時間程度)、食事は取れない」とも書かれていた。
9月27日に開催される安倍晋三元首相の国葬まで2週間を切った。関係各所に届いていた招待状の返信締め切りは9月13日。締め切りと前後して、立憲民主党の議員たちが、SNSで続々と「欠席」を表明している。 【画像あり】上司になってほしくない女性有名人ぶっちぎり1位は蓮舫 原口一博衆院議員は9月14日、自身のTwitterにこう投稿した。 《私は、出席が不可能なものに出欠の返事をよこせと言う無理に対して「欠席」ではなく「不可」と返信しました》 9月13日には、柚木道義衆院議員が自身のTwitterに《私はお悔み申上げたうえで欠席で返信しました》との文字を載せた動画を投稿。 9月12日には、吉田晴美衆院議員が自身のTwitterに《国葬は欠席でお葉書お返ししました》と投稿。小川淳也衆院議員も自身のTwitterに、《本日欠席させていただく旨返信致します》と投稿していた。 9月9日には、早稲田夕季衆院
演出家の宮本亞門氏が公開した安倍晋三元首相の国葬招待状の文面をめぐり「誤字があるのでは?」と話題になっている。 【写真】価格暴落していた「岸田ノート」 宮本氏は13日にツイッターに、岸田文雄首相名で記された安倍氏の国葬(27日、東京・日本武道館)の招待状の写真を添付。「どうしてこれが僕に? 何かの間違いでしょう。政治家でもなく桜を見る会すら呼ばれたことがないのに。もちろん私は行きませんが」と投稿した。 招待状の文面をよく見ると、「宮本亜門」と記されてある。宮本氏は2019年9月にツイッターで、「宮本亜門」から「宮本亞門」への改名を発表。招待状の文面の「亜門」は正しくはない。 また、招待状の文面の頭語は「謹啓」、結語は「敬具」と記されてある。 一般的に「謹啓」は「敬白」「謹言」とセット、「拝啓」は「敬具」とセット。招待状の文面は混同している形だ。 テレビ局関係者は「細かいかもしれないけど、国
トランプ前米大統領が、19日に執り行われることが決まった英国のエリザベス女王の国葬に招待されないことが分かった。バイデン米大統領はジル夫人と共に国葬に出席することが正式発表されているが、オンラインメディアのデイリー・ビーストによると招待を受けることを期待していたトランプ氏は大統領が率いる弔問団に加わることはないと報じた。米CNNも、ホワイトハウス当局の話として、弔問団を率いる形ではなく、夫妻だけの単独での参列になると伝えている。 トランプ氏はエリザベス女王が8日に死去したことを受け、同日午後に自身のSNSで女王との写真と共に「深く悲しんでいます。女王に神のご加護がありますように」と追悼のコメントを発表。女王はすばらしく、美しい女性で、彼女のような人物はいないと称賛していた。在任中の2019年に国賓として英国を訪問し、バッキンガム宮殿で行われた女王主催の晩さん会に招かれていたトランプ氏は、女
岸田総理が安倍元総理の国葬を決断したプロセスに問題はなかったのか。自民党の総務会でも苦言が相次ぎました。 【写真で見る】政府が国葬案内状を送付 元国会議員「まさか自分に来るとは」 宮崎謙介・元衆議院議員にも届く きょう開かれた自民党の総務会。安倍元総理の国葬をめぐり、石破元幹事長がこう苦言を呈しました。 石破茂元幹事長 「(岸田総理は)行政権の一方的な行使なので、国会等は関係ないんだというふうにズバッと言い切られたけれど」「今は国民が主権者であるから、主権者の代表、全国民の代表の集まりであり、国権の最高機関である国会の議決というものを今後考えていきたいというような表明があれば、ずいぶんと国民の受けとめは変わるんじゃないだろうか」 村上元行革担当大臣も「国葬の決定にあたってもっと丁寧に議論をすべき」と述べたといいます。 発端はこの発言でした。 岸田総理(7月14日) 「国葬儀の形式で安倍元総
安倍晋三元首相の家族葬に参列した儀仗(ぎじょう)隊=2022年7月12日午後、東京都港区の増上寺、防衛省提供 政府は13日午前の閣議で、日本武道館(東京都千代田区)で27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬に自衛隊が参加し、儀仗(ぎじょう)や弔砲などを実施することを了解した。 【写真】安倍氏の家族葬に陸自の儀仗隊が参列 「社会通念上許される」 国葬当日は儀仗のほか、安倍元首相の遺骨が日本武道館に到着する際、敬礼して迎える「と列」、空砲を19発放って弔意を表す「弔砲」、音楽隊による「奏楽」を実施する。参加人数について、浜田靖一防衛相は閣議後の記者会見で、「合計で千数百人程度が参加する方向」と述べた。 同省によると、弔砲の数は実施要綱に定められており、国際慣行に基づき、国家元首は21発、首相やその他国賓は19発などとなっている。 7月に行われた安倍元首相の「家族葬」にも自衛隊の儀仗隊が参列し
9月27日に安倍晋三元首相の国葬が行われる。各社の世論調査では「反対」「評価しない」という意見が多く、岸田政権の支持率低下の要因となってしまった。一体どこに問題があったのか。ジャーナリストの池上彰さんに増田ユリヤさんが聞いた――。(連載第10回) 【写真】吉田茂元首相 ■旧統一教会の問題で、反対の声が多数に 【池上】岸田政権は、安倍元首相の死去をきっかけに噴出した統一教会の問題、さらには国葬の問題で支持率を大きく減らしています。8月21日に発表された毎日新聞の世論調査では、岸田政権の支持率が36%と、発足以降で最低の支持率になったと報じられています。 新型コロナの感染対策や物価高対策の不十分さに加え、内閣改造後も旧統一教会とのつながりが相次いで判明したことのほか、安倍元首相の国葬を決定したことも支持率低下の要因となっています。 8月8日に発表されたJNNの世論調査では「賛成」が42%、「反
衝撃の事件から2ヵ月、岸田政権は坂を転げ落ちるように支持を失った。露呈した無策ぶりから国民の目を逸らし、自民党内を黙らせるには、もうこれしかない。イチかバチかの大勝負が始まる。 【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか 安倍晋三の国葬まであと2週間――岸田文雄は後悔している。いつものように「検討する」と言って、お茶を濁そうと考えていたのだ。副総裁の麻生太郎にすごまれて、思わず折れたせいで、歯車が大きく狂った。 「総理が初めから国葬を開くつもりだったら、安倍さんの死後すぐに半旗を掲げていたはず。当初は自民党内でも『政府と党の合同葬でいい』という意見が大勢だった。しかし、自身の後ろ盾で安倍さんの親友でもある麻生さんに『国葬だ』とクギを刺されては、総理も頷くしかなかった」(自民党幹部議員) 弔問外交で、安倍のレガシーを偲ぶ。捻り出したそんな言い訳も空しく、各国
「国葬が適切だと判断した」 8日に行われた閉会中審査で、そう語ったのは岸田文雄首相(65)。最長の首相在任期間や選挙演説中の銃撃だったことなど国葬実施の妥当性を強調したのだ。 【写真あり】銃撃の直前、奈良市で演説する安倍晋三元首相 安倍元首相が銃弾に倒れてわずか6日後、岸田首相は国会審議も経ず「国葬にする」と宣言している。 「安倍元首相を奉りあげることで右派勢力を巻き込み、政権を盤石にしたい岸田首相と、麻生副総裁の思惑があったと言われています。 また、岸田首相自身も非業の死をとげた安倍元首相の国葬をすれば、国民からの支持率が上がると考えたのでしょう」 そう指摘するのは、元朝日新聞政治部記者で、現在はフリージャーナリストの鮫島浩さん。 ところが、安倍元首相や自民党と旧統一教会の“ズブズブ”の関係が明らかになるにつれ、国葬の実施に対し懐疑的な声が急増。報道各社の世論調査では、軒並み反対が賛成を
安倍元総理の国葬を巡る動きです。政府が「国民に弔意を強制することはない」とするなか、国葬当日の弔旗掲揚などが自治体任せの状態となり、全国で対応がバラバラになっています。 あと2週間ほどに迫った安倍晋三元総理の国葬。現職の国会議員らのもとに案内状が続々届き始めました。 最大6000人の参列者が想定され、13日までに出欠の返信が求められています。 元衆議院議員の井戸まさえさん宛に10日朝、速達で来た案内状には「返信期日」が修正され、手書きで直された跡が…。 元衆議院議員・井戸まさえさん:「(郵便を受け取った息子に)『こんな朝早くに誰?』と聞いたら『内閣総理大臣岸田文雄と書いてある』と言うので、『え?』と。修正テープのところを削ってしまったが(返信期日が)13日火曜日と手書きされてた。いつまでの日程だったのか知りたくて削ったら(元は)8日と書かれていた。非常に後手後手で、色んなことが。しかも手書
沖縄県の玉城デニー知事は12日、政府が実施する安倍晋三元首相の国葬には出席しないとの考えを示した。「国葬には出席しないと、あらかじめ伝えている」と述べた。那覇市の知事公舎で記者団の取材に応じた。 【写真】沖縄・デニー知事、旧統一教会イベントに参加? 投稿された写真の真相 知事は「閣議決定だけで物事が進められ、しかも当初の予算案よりもさらに膨らんでしまった」と指摘。安倍氏の評価に関し「多くの国民の中にも、信任できること、承服できないこと、まったく許されることではないことなど、いろんな思いがあると思う」とした。 「そういう思いの中で、反強制的な形で(国葬が)行われるのではないかということに対して、世論が非常に厳しいものがあるのではないか。政府においてはなお、熟慮していただきたい」と話した。
爆笑問題の太田光(57)が11日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。自民党が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と179人に接点があったと公表したことや安倍晋三元首相の国葬の是非について私見を述べたところ、視聴者から反発の声が殺到。ツイッター上に「#太田光をテレビに出すな」というハッシュタグが登場してトレンド入りするなど物議を醸している。 この日の『サンデー・ジャポン』は冒頭から旧統一教会と自民党の関わりについて特集。自民党の茂木敏充幹事長が8日、旧統一教会および関連団体と179人が何らかの接点があったとの“点検”結果を公表し、「関連団体の会合に出席をした。ただ、その時点において、(旧統一教会)関連団体であるという認識がなかったという人が大半。だいたい9割近くがそのような状態だった」とコメントしたことに対し、ジャーナリストの鈴木エイト氏が「今回の自民党調査は(100点満点中)10点で
ジャーナリストの佐々木俊尚と、衆議院議員の平将明が9月2日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。安倍元総理の国葬について解説した。 【写真】「哀悼を強制するな」安倍元首相の国葬に反対し、国会正門前で開かれた抗議集会で気勢を上げる人たち 9月27日に行われる安倍元総理大臣の国葬(国葬儀)をめぐって、岸田総理大臣は国会の閉会中審査に出席し、実施の意義などを説明する意向を示した。与野党は来週の開催を念頭に調整しているが、9月1日の段階では日程協議が折り合わず結論を持ち越した。 飯田)警備にかかる費用などを全部出すことが開催の条件だと言われています。実際のところ、そういうことなのですか? 平)開催条件というのは誰が言っているのですか? 飯田)国対でそういう話が出てきたそうです。 平)野党からそう言われているというだけの話で、内閣府は内閣府設置法に基づいて国葬を行う。警備はまた
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