都内のある百貨店で、棚卸しのたびに商品の数が大幅に不足していることが問題になっていました。どんな店でも万引きの被害はありますし他にも様々な理由で数字が合わないことは普通のことですが、この店では売り場に出さずにバックヤードに置いたままになっているはずの商品の数も合いませんでした。 内部に不正を行っている者がいる、そう判断しバックヤードに監視カメラを設置したところ、そこには派遣社員として6年前から働いていた金田智子(仮名、裁判当時42歳)が商品を盗んでいる姿が映っていました。 彼女が窃盗罪で起訴された公訴事実は骨盤ベルト2つ、販売価格合計14040円を盗んだという一件だけでしたが、被害店側は、 「以前から商品がなくなっていた。被害は莫大だ」 と供述しています。彼女自身も常習的にバックヤードから商品を盗んでいたことを認めました。彼女は転売目的で犯行を繰り返していました。 「盗んだ物は全てヤフーオ