ノーベル賞は、私たちの生活とはかけ離れた、遠い世界のことのように感じるかもしれない。でも、これまでのノーベル賞の業績は、身近なところに数えきれないほど生かされている。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、毎日の暮らしや、健康を守るために役立っているノーベル賞の業績を紹介しよう。監修は朝日新聞編集委員・上田俊英さんだ。 * * * <タッチパネル> 化学賞 導電性プラスチック/受賞年:2000年/受賞者:白川英樹 (日本)ほか スマートフォンなどのタッチパネルは、画面を指でさわると操作できるよね。これは、もともと電気を通さないプラスチックに電気を通す技術が開発されたおかげなんだ。 <携帯電話> 物理学賞 無線通信/受賞年:1909年/受賞者:G・マルコーニ (イタリア)ほか 地球の反