「災害時の備え」と聞くと、水の備蓄や、非常袋を用意することなどを思い浮かべる方が多いと思います。 しかし、自宅を離れて避難生活を送る上での備えまでは、なかなか想像がつかないのではないでしょうか。 避難生活が長引いた時に懸念される問題の一つに、「栄養不足」があります。偏った食事が続き、体調を崩すことも少なくありません。 こうした問題を解消するため、“野菜を作って備える”という取り組みが始まりました。 (松山放送局 ディレクター 田村夢夏) 東日本大震災や、能登半島地震のように、大きな災害が起きると、避難生活も長引くケースが見られます。 手に入る食料が限られる中で頼りになるインスタント食品や菓子パンは、手軽にエネルギーを補給できますが、長期間、毎食摂取し続けると、どうしても栄養が偏りがちになってしまいます。 ただでさえ、ストレスや疲労を感じやすくなる災害時。 栄養が不足すると、感染症のリスクも