【パリ時事】フランス政府は15日、ここ数日深刻化している大気汚染を軽減するため、17日早朝から2日間、パリやその近郊で車の運転を制限すると決めた。地下鉄やバスを無料にして自動車ユーザーに公共交通機関利用を促す異例の措置を講じたが、成果が上がらず、対策の「第2弾」に踏み切ることにした。 AFP通信によると、新たな対策は、車両のナンバープレートが奇数なら奇数の日付、偶数なら偶数の日付だけ運転を認める内容。自家用車と2輪車が対象で、順守されれば車両の運行を半分程度に抑える効果が期待される。電気自動車やハイブリッド車は例外とする。