【北京=川越一】中国のニュースサイト、東方網によると、上海から北京に向かっていた高速鉄道(中国版新幹線)が13日午前、江蘇省常州市で故障し、走行不能となった。 乗客は鎮江南駅で別の車両に乗り換え、同日午後5時(日本時間同6時)ごろ、約2時間半遅れで北京南駅に到着した。関連記事「日本より優れている」中国、整備新幹…中国“パクリ”新幹線もう故障記事本文の続き 6月末に開業した中国版新幹線は、今月10日に架線の故障、12日には電力供給設備の故障で緊急停止しており、今回で3回目のトラブルとなった。 国営新華社通信によると、中国鉄道省は事態を重視し、故障原因の分析を急いでいる。 一方、中国の鉄道省当局者は「(中国版新幹線の)技術は日本の新幹線より優れている」との認識を表明。中国版新幹線を世界に売り込むため技術特許を取得する国際手続きを始めているほか、日本の整備新幹線計画への参入にも意欲を見せている。