【ニューヨーク共同】グテレス国連事務総長は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う渡航制限により、世界で200万人いる船舶乗務員のうち数十万人がどこにも上陸できず、数カ月にわたり海上に取り残されているとして懸念を示した。ドゥジャリク事務総長報道官が12日の定例会見で語った。 【写真】船長が不正B―CAS使用の疑い 海上生活が15カ月に及ぶ船員もいるという。グテレス氏は人道危機だとして、国連加盟各国に対し「船舶乗務員らを『重要労働者』と公式認定し、要員の安全な交代を保証する」ことを呼び掛けた。