「ウクライナのために『自分も何かしたい』っていう思いが一番にあります。いろんなやり方があると思いますが、私は日本の人たちに、ウクライナの文化を知ってもらうことが、自分なりの貢献の仕方じゃないかなと考えています」 こう話すのは、ウクライナのアニメ映画を日本で上映しようとしている、粉川なつみさん(26)です。 粉川なつみさん もともと、都内の映画配給会社で、海外のアニメを国内で上映する仕事などに携わり、忙しい日々を過ごしていた粉川さん。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、大きな衝撃を受けたといいます。 SNSを通して流れてくる、ミサイルによってウクライナの人たちが命を落としたという情報や、家が燃える映像。 侵攻直後に砲撃を受けたキーウの建物 粉川さんは、そうしたことが同じ世界で、いままさに起きているとはすぐに信じることはできませんでした。 日本から遠く離れたウクライナのために、映画業