強化ガラス上に菓子が付着した「モナリザ」 =パリのルーブル美術館(@klevisl007のツイッターから、ロイター=共同) 世界中で名画の受難が続いている。 いずれも、環境団体、環境活動家を名乗る者らによる歪(ゆが)んだ正義による身勝手な破壊行動であり「エコ・テロリズム」と呼ばれる。 彼らは「絵画と地球の人々の命を守ることと、どちらが大切なのか」などと主張するが、どちらも大切であり、比べられるものではない。 地球環境の方が大事だとしても芸術を毀(き)損(そん)する行為を正当化することはできない。絵画の方が大事だと仮定しても地球の破壊が許されないことと同じである。 彼らの主張がどうあれ、決して許すことができない、明確な犯罪行為である。 23日、ドイツの環境活動家がポツダムの美術館で、クロード・モネの「積みわら」にマッシュポテトを投げつけた。14日には、ロンドンの英国立美術館で、ゴッホの「ひま