米動画配信大手ネットフリックスが今月始めた低価格プランで、NHKや民放のテレビ番組に広告を付けて配信した問題を受け、民放連の遠藤龍之介会長は18日の定例会見で、「今回の広告付き視聴プランは唐突であり、進め方が非常に強引だったという印象を持っている。大変残念で不快だ」と批判した。 遠藤会長は「放送事業者に事前に十分な説明や調整がなかった。われわれ放送局側が意図しないCMが流れるのは非常に大きな問題だ」と指摘。テレビ放送時のスポンサーとの調整や、広告の品質の最終チェックなどがコントロールできなくなる恐れなどの問題点を挙げ、「民放各局はいま、対応に追われているとの話だ。問題の解決に向け、(ネットフリックスは)放送事業者と向き合っていただきたい」と呼びかけた。 同プランをめぐっては、番組が広告付きで配信されていることにNHK側が抗議。ネットフリックスは16日、NHK番組への広告表示を一時的に停止し