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父親は「おとなしい子だったので信じられない」 中国で逮捕された主犯の王亮(犯行時21、以下同)には、共犯の楊寧(23)の逮捕に至る情報提供の協力があったとして無期懲役の判決が下された。また楊には死刑判決が下され、05年7月に刑が執行されている。一方、日本で逮捕された魏巍(ギギ=中国読みはウェイウェイ、23)にも死刑判決が下され、19年12月に刑が執行された。 この事件を取材していた私は、03年8月に逮捕された魏が、犯行への関与を自供した直後の9月16日、中国・河南省にある魏の実家に通訳を介して電話を入れ、息子の逮捕を知らずにいた父親に事件のことを伝えている。 「まさか……。おとなしい子だったので信じられない……。息子から最後に電話を受けたのはもう何カ月も前です。ただ、日本にいる息子の友だちの母親から、うちの子が8月中旬に中国に帰ってくるかもしれないと連絡を受けていました。それなのに帰ってく
ルル・ワン監督の『フェアウェル』を見てきた。 www.youtube.com 中国系の二世でニューヨークに住んでいるビリー(オークワフィナ)は長春に住んでいるおばあちゃん(チャオ・シュウチェン)が大好きだが、ある時おばあちゃんが治る見込みのない肺がんだという知らせを受ける。ところが中国では末期のガンは本人に告知しないのが習慣で、ビリーはこれに強い反感を抱く。ビリーのいとこにあたる日本育ちのハオハオ(チェン・ハン)の結婚式という口実で親族が全員中国に集合し、来なくていいと言われたビリーも長春に押しかけるが… 見る前からイヤな予感がしていたのだが、全く私の好みではない映画である。それはたしかに映像は綺麗だし、演出は繊細だし、またオークワフィナの演技は凄いのだが、展開が本当にぬるい。どこがぬるいかというと、この映画は「西洋」に住む移民二世の女性が「東洋」に行って、現地の家父長制的な習慣を、完全に
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