「維新の躍進は政権批判票の受け皿になったから。補選でも自民党を真っ向から批判すべきなのに、馬場さんは立憲民主党や共産党批判を繰り返すばかり。票が伸びないのは当然です」 日本維新の会の馬場伸幸代表(59)への不満を小誌に“告発”するのは、維新の若手衆院議員A氏だ。
ギャンブル依存症は意志や根性ではどうにもならない、治療すべき病気である――。 そう語るのは、「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表理事である田中紀子さんだ。田中さんは祖父、父、夫のギャンブルと借金に振り回される人生を送り、自分もまたギャンブル依存症になってしまった過去がある。 ここでは、ギャンブル依存症が引き金となった事件をまとめた田中さんの著作『ギャンブル依存症』(2015年刊行、角川新書)から一部を抜粋して紹介する。カジノがない国であるにも関わらず、「ギャンブル大国」となっている日本の実態とは――。(全2回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ 20人に1人がギャンブル依存症の日本人 「病的ギャンブラー」は全国に536万人いると推計される──。 2014年8月に厚生労働省研究班の調査結果として発表された数字は、折りしもカジノ建設議論と重なり社会の耳目を集めました。 この数字は、前年(13年)
それでも、この土地を売りさばかなくてはいけない理由があった。 40年前、そこは1000万円のきれいな別荘地だった 40年ほど前、両親が別荘地として約1000万円でこの土地を購入した。当時はきれいに整備された宅地造成地だったが、その後、立地の悪さがたたって荒れ放題に。今思えば、悪質な原野商法に騙されたと思われる。 我が家の不動産。現在ではどこから自分の土地なのか、登記所で公図を見ないと分からない そんな一銭の価値もない土地だったので、家族の中で「九十九里浜に別荘地がある」という認識は持っていたものの、誰一人近づこうとはしなかった。 土地の存在自体が記憶から消えかけていたコロナ禍のある日、とある事情から我が家の“負動産”に注目が集まった。
40歳の主婦・茜はある日、中学時代の塾講師・今井が彫刻家になったことを知る。しかし彼が発表した上半身裸の少女の彫像が、同じ塾に通っていた親友・紫がモデルなことに気づいてしまう。26年前、14歳の紫と今井は「恋愛」をしていた――。 連載2周年を迎えた渡辺ペコさんの漫画『恋じゃねえから』は、「創作と加害」の問題をリアルに描き出して読者を毎月ザワつかせている。 読者の心を揺さぶるポイントの1つは、主人公が40歳で、14歳の時の後悔を取り戻そうとしているリアリティだ。著者の渡辺さんも「忘れられない後悔」があるという。そして渡辺さんがSNSをやめた理由も、そこからまっすぐ繋がっていた。 「恋じゃねえから」©渡辺ペコ/講談社(以下同) ◆ ◆ ◆ 「私は薄情なところがあるよなとずっと自分で感じていて」 ――「中二病」なんていう言葉があるくらい、10代前半というのは後から振り返ると後悔だらけの時期という
40歳の主婦・茜はある日、中学時代の塾講師・今井が彫刻家になったことを知る。しかし彼が発表した上半身裸の少女の彫像が、同じ塾に通っていた親友・紫がモデルなことに気づいてしまう。26年前、14歳の紫と今井は「恋愛」をしていた――。 連載2周年を迎えた渡辺ペコさんの漫画『恋じゃねえから』は、「創作と加害」の問題をリアルに描き出して読者を毎月ザワつかせている。 未成年との恋愛は成立する? 「推し」のスキャンダルにファンはどう向き合えばいい? クリエイターの才能と性加害の関係は? 自分が当事者ではない「誰かの問題」との距離感は? 『恋じゃねえから』©渡辺ペコ/講談社(以下同) 「恋愛は『興味を持つのが難しいもの』でした」 ――『恋じゃねえから』は、14歳の少女と成人男性の“恋愛のような”関係がスタートになっています。でもタイトルは、この関係が「恋愛」ではないと言っているようにも見えます。渡辺さんに
水原氏の犯罪行為はもちろん許されるものではないが、人は誰でも知らないうちに、なにかの依存症になってしまう、そんな性質を持っている。 そこで今回は、「依存症」について考えるための書籍3冊を、「本の話」編集部が独自にセレクト。わかりやすい概説書、実録、小説、それぞれに「依存症」のリアルを伝えてくれるラインナップをご紹介する。 1 『あなたもきっと依存症 「快」と「不安」の病』 原田隆之(文春新書) 『あなたもきっと依存症』 依存症について、正しい情報を知るには「ベスト」といっていい一冊。 著者の原田隆之さんは、臨床心理学、犯罪心理学、精神保健学を専門とする研究者。身近な事例をもとに、最新の依存症の研究と治療について紹介している。 「多くの人の依存症へのイメージは、ヘベレケになって手が震えているアルコール依存症者や、幻覚妄想状態になって意味不明のことをつぶやいたり、『ヤクをくれ!』などと叫んだり
静岡県に本社を置く缶詰製造大手のいなば食品の稲葉敦央社長(70)とその妻・優子会長(54)が、自宅で飼育している数匹のペットに対して飼育放棄しており、ネグレクト状態であることが「週刊文春」の取材で分かった。 いなば食品の現役社員A氏が告発する。 「優子会長は“ペットフードモニター”と称して、これまで何匹もの猫を飼ってきましたが、ロクに世話ができません。飼育放棄のネグレクト状態に置かれた猫もおり、飼い主の資格があるとは思えません」 社内外で横暴な“女帝”稲葉優子会長 大きくなったり愛着を失ったペットは庭で放し飼い 現在、社長宅ではペットとして犬が2匹、猫が4匹飼育されている。元社員のB氏の話。 「エサやり、犬の散歩、フンの始末。ペットのお世話はいなば食品の社員に丸投げしており、飼い主である優子会長と敦央社長が自らやることはほとんどない」 優子会長には飽き性という悪癖がある。 「会長の好みは小
「ネパール人経営のインドカレー店」が増えた今、問題になっているのは彼らの就労環境や教育環境である。中にはドロップアウトし犯罪に手を染めるものも……。ここでは『カレー移民の謎』(集英社新書)より一部抜粋。2020年ごろ東京・新大久保でケンカを繰り返していたネパール人半グレ集団「東京ブラザーズ」の実態に迫る。(全2回の後編/前編を読む) ◇◇◇ ネパール人半グレ集団「東京ブラザーズ」の正体 「危険きわまりないネパールマフィア」「薬物を扱う半グレ集団」なんてハデなタイトルとともにあやしげな記事が躍るようになったのは2020年ごろのことだろうか。また外国人犯罪かとマユをひそめる人々や、この手のダークなネタが好きな人々によってSNSで拡散され、いっとき話題になった。 しかし、僕が話を聞いた多くのネパール人はみな、首をひねるのである。 「あいつら、ただのガキだったよ。とにかくケンカばかりしていたけど、
「ネパール人経営のインドカレー店」が今や日本全国、津々浦々で大増殖している。日本人のエスニックファンの間で「インネパ」とも呼ばれるようになった彼らは、なぜここまで増えたのか? そしてその背後にあることは……。『カレー移民の謎』(集英社新書)より一部抜粋し、その理由と搾取に苦しむネパール人労働者の実態に迫った。(全2回の前編/続きを読む) ◇◇◇ 家や土地を売り、足りなければ借金してまでカネを作るネパール人たち コックが独立開業してオーナーになり、母国から新しくコックを呼び、そのコックも独立し……という暖簾分け的なシステムのもとに「インネパ」が広がっていった経緯を見てきたが、ここまで爆発的に増殖した理由はほかにもある。そのひとつが「コックのブローカー化」だ。 「外国人が会社をつくるには500万円の出資が必要じゃないですか。ネパール人にはすごく大きなお金です。家族や親戚や銀行から借りる人もいま
東京都心から約360km離れた絶海の孤島・青ヶ島。2024年1月1日時点の人口は156人という「日本一人口の少ない村」だ。 青ヶ島に行くには、八丈島から1日1便9席しかないヘリコプターか、週に5回運行している連絡船を利用する必要がある。連絡船は、流れの早い黒潮の影響で予定どおり運航するとは限らない。黒潮に加えて強い西風が吹く冬場の就航率は、5割を切ることも多い。 今回は、前編に引き続き特に上陸しづらい「冬の青ヶ島」に1週間滞在して、現地を取材した様子をお伝えする。島の物流の要である連絡船が、8日ぶりに運航することになった。久しぶりの船の到着に、島はどんな変化が起こるのだろうか。(全3回の2回目/3回目に続く) 絶海の孤島・青ヶ島 ◆◆◆ 荷物を積んだ連絡船「あおがしま丸」が港に到着 2023年12月19日、島しょ地域のブランド化を推進する「東京宝島アクセラレーションプログラム」が支援する、
2月14日、警視庁は2023年3月13日に4歳の次女・美輝(よしき)ちゃんを自宅マンションで殺害した容疑で東京都台東区に住む細谷志保容疑者(37)と夫の健一容疑者(43)の2名を逮捕した。 「亡くなった美輝ちゃんを司法解剖した結果、致死量にあたるエチレングリコールと向精神薬の成分が検出された。エチレングリコールは車の不凍液に含まれる物質で甘みを持ち、生体内で代謝を受けると有害化する。志保容疑者はなんらかの方法で不凍液や向精神薬を美輝ちゃんに飲ませ、殺害したとみられている。夫は妻が美輝ちゃんを殺害しようとしていたのを知りながら通報しなかった」(全国紙記者) 浅草で観光客向けホテルを営む資産家夫婦だった 警察の捜査で細谷夫妻の自宅から車の不凍液が発見されたという。
まさに豊田家に“使用人”のように仕えた奥田だったが、図らずも、自らが社長となった後に野望を抱いた。それは、ある疑念から生じたものだった。 「豊田家は本当にトヨタに必要なのか?」 「創業家とはいえ、創業家に生まれたというだけで社長になるのは、おかしいのではないか……」 たとえば、米フォードモーターの場合、いまだに創業家であるフォード家が、議決権ベースでおよそ40%の株式を保有しているのに対し、豊田家の場合は2%にも満たない。しかし、その影響力は絶大どころか、不可侵の存在にさえなっている。資本の論理からすれば、理解不可能な状況なのである。 奥田の批判の矛先であった豊田家の家長、章一郎は、トヨタを離れ、経団連会長という財界トップの座についていた。しかしその章一郎は、こんな不満を服部に漏らすのだった。 6代目社長・豊田章一郎の素顔 章一郎が経団連会長となって、しばらくしてのこと。中国から帰国してい
自民党幹事長として、「政治刷新本部」の役員を務めるなど、裏金問題の真相究明に当たっている茂木氏。今回発覚したのは、茂木氏が2021年の衆院選(10月31日投開票)を巡って1枚の領収書を使いまわし、経費を“二重計上”していた問題だ。 領収書の筆跡が完全に一致 茂木氏が栃木県選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、栃木市内の製造業・A社に対する支出が記載されている。 〈令和3年11月12日 47,592円 電気代 A社〉 茂木氏の支援者が語る。 「選挙期間中、茂木氏はA社から事務所を借りていました。そこにかかった電気代を支払ったのでしょう」 他方、茂木氏が代表を務める政治団体「自由民主党栃木県第五選挙区支部」の政治資金収支報告書にも、A社に対する支出が記載されている。 〈令和3年11月12日 47,592円 備品 A社〉 「自由民主党栃木県第五選挙区支部」の政治資金収支報告書
「俺より先にイクんじゃねーぞ」「(スカートの中を)覗くよ」 これは、自身を投影したアバターを通じ、本当にその世界で暮らしているかのように仕事や趣味、友人関係を構築していくオンラインゲーム「ストリートグラフィティ ロールプレイ(ストグラ)」の一場面だ。特徴的な声の男性プレイヤーが女性プレイヤーに性的な言葉を投げかけている。 ゲーム配信の視聴者が顔を赤らめてしまうような卑猥な言葉を繰り返しているこの男性——実は、今をときめく超人気声優なのだ。 中村悠一(43)。Xのフォロワーは205万人を超える、押しも押されもせぬ人気声優だ。人気アニメ『呪術廻戦』シリーズの五条悟や、『ハイキュー‼』の黒尾鉄朗、『SPY×FAMILY』の東雲など、近年の当たり役を挙げればキリがない。 中村悠一(所属事務所HPより) 2001年にビデオ形態でリリースされたアニメ『D+VINE[LUV]』で声優デビューを果たした中
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