猫とともに生きる コロナ禍でペットを飼う人が増えている。人と会うことが制限される息苦しさをペットは優しく癒やす。その陰で、全国で数万匹の犬や猫が毎年処分されている。私たちの社会はペットに優しいだろうか。愛猫家の一人として、人と猫、命が向き合う現場を訪ね、考えた。
豚コレラをめぐる豚の殺処分の支援で延べ千人余りの隊員を3県に出動させていた自衛隊は9日にも支援を終え、隊員を撤収させる。豚コレラの発生は平成4年以来のため隊員にとって支援は未知の任務で、豚の断末魔の叫びに戸惑う隊員もいた。東日本大震災での対応の教訓で隊員の精神的負担を和らげるメンタルヘルスも重視した。 豚コレラの感染は5府県に広がり、このうち自治体だけでは対応できない愛知、岐阜、長野の3県の知事から自衛隊に災害派遣の要請があった。これを受け、陸上自衛隊の第10師団(愛知)や第12旅団(群馬)を中心に延べ1055人の隊員が6日から出動し、24時間態勢で支援活動にあたった。 活動内容は(1)豚舎内での豚の追い込み(2)殺処分した豚や餌などを埋却地に運搬して処理(3)養豚場の消毒支援-で、隊員に最も負担が大きかったのは豚の追い込みだった。獣医師が注射や電気ショックにより殺処分するにあたり、豚を集
写真の生物は知床沖で捕獲した「オオカミウオ」。こうした珍しい生物を各地で捕獲し、その生態などをレポートしている 人類史上初の“仕事”は何か。野山を駆け、海へ潜り、対価としての獲物を得る狩猟採集は、その最たるもののひとつであろう。あまりに原始的だが、狩猟採集は21世紀の現在においてもなお脈々と続いている労働である、と言っても過言ではないだろう。 今回はあまり知られていない「生物を捕獲する」という原初のビジネスに詰まっている、現代の仕事に活かせるエッセンスを紹介したい。 就きたい職業は無いから創った 偉そうなことを語る前にまず自己紹介からさせていただくと、私は「生物専門のフリーライター」を生業としている者である。 幼少の頃から動植物を愛好しており、将来の夢は当時から一貫して「世界中の珍しい生物を捕獲して回り、本を書くこと」であった。しかし、当然そんな都合のいい仕事ができる企業や職場は残念ながら
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