面と向かって「韓国人嫌い」と言われるなど、レイハラの事例が並ぶ調査報告書=京都市内で2022年6月17日午後5時31分、茶谷亮撮影 人種や国籍への配慮を欠く言動「レイシャルハラスメント(レイハラ)」を、大学で外国人の学生や教員が受けるケースが相次いでいるとして、京都の学者らで作る団体が対策を求めている。団体が京都府内の大学で初めて行った調査では、大学によるレイハラ対策の遅れが浮き彫りになった。専門家は「人権や多様性を巡り、各大学の姿勢が問われる問題だ」と指摘している。
京都朝鮮中高級学校(京都市)の生徒が2018年、関西医科大(大阪府枚方市)を受験するための入学資格審査を申し込んだ際、要領に記載がないのに「各種学校は要件を満たさない」として、朝鮮学校生としての受験を門前払いされていたことが25日、分かった。 朝鮮学校は学校教育法の「各種学校」扱いで、以前は高校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)に合格しないと受験できなかった。在日本朝鮮人人権協会によると、現在は各大学が個別に審査した上で入学資格を判断できるようになり、認定されることがほとんどという。 生徒の代理人の豊福誠二弁護士によると、生徒は高卒認定試験の合格を経て18年10月、医学部のセンター試験利用入試を受験しようと大学に資格審査の書類を送付。後日、大学から自宅に「各種学校は要件を満たさず、認定できない」と電話があり、返却しないとされていた書類が着払いで学校に届いた。 この記事は有料記事です。
「週刊文春」3月5日(木)発売号が報じた加計学園・岡山理科大学獣医学部獣医学科の推薦入試における不正疑惑。今回、新たに取材班が入手した資料によると、不合格となった韓国人受験生の一人は、筆記試験でトップの成績にもかかわらず、面接点が0点のため、不合格となっていたことがわかった。 不正入試が疑われるのは、日本人受験生と同一基準で行われるはずの「推薦入試A方式」(以下、「A方式」)。志願者69名のうち韓国人受験生は8名。実際に受験した7名が面接で一律0点とされ、全員が不合格となっていた。「A方式」での合格者は計24名だった。 「A方式」は、2科目の筆記試験と面接試験、それに高校等での成績を反映した評点平均値、それぞれ50点の計200点満点の試験だ。外国人受験生の場合、評点平均値は一律35点で計算されるため、実質的に筆記と面接での点数が合否を分けることとなる。 今回入手した資料によると、全受験者の
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