新型肺炎対策のため、マスクやアルコール系除菌剤を探している人も多いはず。店頭では売り切れも続いており、なかなか入手できない。 一方で、「ヤフオク!」や「メルカリ」には、マスクの大量出品が続いている。 こうしたフリーマーケット型サービスは、不要品の処分や手に入りづらいものの入手にはプラスであり、日常的に使っている人も多いはず。だが一方で「転売」という行為の温床にもなっている。
転売屋撲滅宣言は多くの反響を呼んだ。 その中に 「高額転売しても買う客がいるということは値段の初期設定が間違ってるだけ」 「経済学的には需要と供給のバランスを転売屋が整えてるだけ」 「主催者はチケットを売り切ってるし、客はライブ見るためなら高い金払うし、何が問題なの?」 という意見も多くあることに驚いた。 転売を許さないお客さんと、転売を容認するお客さんの対談という記事も読み応えがあった。 ■転売問題とはどのような構図になっているのか考えた この問題はいわゆる「経済学的な需給バランスによる価格決定問題」と決定的に異なるところがあると思う。それは(販売者)と(購入者)という2つのプレーヤーだけの話ではないところだ。 販売者は(主催者)と(出演者)に分かれる。すなわち事務所とアーティスト。 購入者は(来場者)と(転売者)に分かれる。すなわちファンと転売屋。 4つのプレーヤーが関係する問題なのだ
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