300人近い報道陣が集まったジャニーズ事務所の会見。出席したのは藤島ジュリー景子前社長、新しく社長に就任した東山紀之氏、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦氏、顧問の木目田裕弁護士の4人。会見冒頭、藤島氏と東山氏が深々とお辞儀をし、まず前代表取締役社長として藤島氏が口を開く。 かなり緊張していたのだろう。声を絞り出すように挨拶すると「性加害はあったと認識しております」と顔を強張らせる。しかしその目は閉じられていた。人は見たくないもの、知りたくないことには“目をつぶる”という言い方をするが、藤島氏にとっては叔父の性加害はそういうものだったに違いない。 問われる度に目をつぶりながら答えた藤島氏 会見前から注目されていたのは「性加害を認めるのか」「被害者への補償や救済」「社長の交代」「社名の変更」など。しかし会見で多くの記者たちが繰り返し質問したように、彼らが性加害をいつからどのように認識してい