辞任したマイケル・フリン国家安全保障担当大統領補佐官の後任として、H.R.マクマスター陸軍中将が指名されたことが報じられています。 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は20日、新たな国家安全保障担当大統領補佐官にハーバート・マクマスター陸軍中将(54)を充てると発表した。 前任のマイケル・フリン氏はロシアとの密約疑惑で就任から1か月足らずで更迭された。トランプ氏は外交・安全保障の司令塔が空席となった異例の事態を早期に解消するため、米軍内で評価の高いマクマスター氏を起用したとみられる。 出典:米大統領補佐官に現役陸軍中将…フリン氏後任 同じトランプ政権の要人では、先日来日したジェームズ・マティス国防長官は、「狂犬(Mad Dog)」「戦う修道士」との呼び名が話題でしたが(「狂犬」の呼び名については、拙稿「マティス国防長官、「狂犬」呼称は適切?」を参照頂きたい)、マクマスター中将もなかな
米軍再編計画によって誕生した新しい戦闘単位である旅団戦闘団(Brigade Combat Team=BCT)。あらゆる場所へ速やかに展開可能な機動部隊として編成された自己完結性の高い組織で、それ単体で独立して戦闘行動が可能なようになっています。このうち歩兵旅団戦闘団はハンヴィー(HMMWV)を使用した機動歩兵を中核とし、偵察等を行う騎兵大隊や、支援火力を担う砲兵大隊、工兵大隊などで構成されます。 現在この砲兵大隊で使用されている装備は、車両に牽引されて移動する105mmと155mm榴弾砲です。これらの支援火力にもっと機動性を持たせ、より素早い部隊展開ができるようにする……という構想が機動防護火力「Mobile Protected Firepower(MPF)」計画。具体的にはC-17などの輸送機で容易に空輸(場合によっては空挺投下も)でき、それでいて歩兵部隊に対して強力な火力支援ができるも
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