フライボールヒッターとして、大きな成長を遂げたドジャースのターナー 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】 2017年のワールドシリーズ初戦。1対1の6回、ジャスティン・ターナー(ドジャース)が、ダラス・カイケル(アストロズ)から、決勝2ランを放った。 試合後、会見場に呼ばれたターナーは、「スイングを変える前にこんな大舞台で活躍できる自分が想像できたか?」と聞かれて、「No」と首を振った後、フライボールを打つように心掛けてから、メジャーに必死にしがみついていた自分が、名門ドジャースの主力へと成長する経緯を語り始めた。 「メッツにいた頃(2010〜13年)は、メジャーに残ることで精いっぱいだったんだ。そんなとき、(13年に)チームメートになったマーロン・バードから、彼がどうスイングを変えたのかを聞いた。それで、ちょっと試してみようと思ったんだ」 それまで、上からボールを