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ブックマーク / gendai.media (100)

  • ソ連兵の「性接待」を命じられた乙女たちの、70年後の告白(平井 美帆) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    敗戦とともに崩壊した「満州国」では、地獄絵図としか表現しようのないほど、飢えと暴力、そして絶望が蔓延した。孤立無援の満洲開拓団は次々と、集団自決に追い込まれていった。 そのとき、ある開拓団の男たちは、ひとつの決断を下した。現地の暴民による襲撃、ソ連兵による強姦や略奪から集団を守り、料を分け与えてもらう代わりに、ソ連軍将校らに結婚前の乙女たちを「性接待役」として差し出したのだ。 犠牲となった「彼女たち」は、日への引き揚げ後もこの忌まわしい記憶をずっと胸の内にとどめていたが、70年が経ち、その重い口を開いた――。ノンフィクション作家・平井美帆氏の特別寄稿。 託された詩 忘れられない詩がある。後半のカタストロフィーと対比を成すかのように、詩は明るい朗らかな一節からはじまる。 ≪十六才の 春の日に 乙女の夢を 乗せた汽車 胸弾ませて 行く大地 陶頼昭に 花と咲く≫ 「乙女の碑」と題された詩を書

    ソ連兵の「性接待」を命じられた乙女たちの、70年後の告白(平井 美帆) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
  • 作家・佐藤優をつくった恩人、米原万里さんの「忘れられない言葉」(佐藤 優) @gendai_biz

    妹から見た姉の実像 米原万里さん(1950~2006年)は、ロシア語会議通訳、翻訳、エッセイ、小説などで大きな業績を残した異能の人だった。 『姉・米原万里』は、万里さんの3つ年下の妹・井上ユリ氏(作家の故・井上ひさし氏の夫人)による愛情に溢れた姉についての回想録だ。 外交官時代から筆者は米原さんと親しくしていた。2002年、鈴木宗男疑惑の嵐が吹き荒れたときも、米原さんは公然と筆者を擁護してくれた。また、東京拘置所から保釈された筆者に、米原さんは、職業作家に転身することを強く勧めてくださった。米原さんがいなければ、筆者が作家として第二の人生を歩むことはなかった。 米原さんは、見事なロシア語を話したが、ソ連に留学したことはない。日共産党の幹部だった米原さんのお父さん(米原昶氏、1909~1982年)が、チェコスロバキアの首都プラハに置かれていた国際共産主義運動の理論誌「平和と社会主義の諸問題

    作家・佐藤優をつくった恩人、米原万里さんの「忘れられない言葉」(佐藤 優) @gendai_biz
  • 作家・柴崎友香さんが選ぶ「わが人生最高の10冊」(週刊現代) @gendai_biz

    これを読まなかったら、いまのわたしはない 子供の頃から小説家になりたかったのですが、詩やロックが好きで、カッコいいことをどうやったらできるんだろうと思っていたんです。1位にあげた短編集『ジーザス・サン』の著者のデニス・ジョンソンは、ジミ・ヘンドリクスのギターに影響を受けて文章を書きはじめたという、アメリカの作家です。 柴田元幸さんの編まれたアンソロジーの中に、このに収録されている「緊急」を見つけて衝撃を受けて以来、何度も何度も読み返してきました。「俺」という事務員と、友人の雑役夫が働く救急病院が舞台です。 みもふたもない話なのにユーモラスで、文章がカッコイイ。それでいて生死の境でこそ感じられる極限の感覚が描かれている。 たとえば、当直医が雑役夫を探していて、看護婦が「手術室ですよ」と教える。「何やってるんだ?」「床掃除です」「またか?」「いいえ。ずっとです」と返事する。 雑役夫の彼は、ほ

    作家・柴崎友香さんが選ぶ「わが人生最高の10冊」(週刊現代) @gendai_biz
  • 現役ピアニストが語る「ベートーヴェンの全曲演奏はこんなに難しい」(現代新書編集部)

    今年、2020年は、ベートーヴェン生誕250年。このアニヴァーサリー・イヤーに、講談社現代新書『ピアノの名曲』(2446)の著者、イリーナ・メジューエワさんが、ピアノ・ソナタ全32曲の演奏会を開催されます。ピアノ曲の最高峰、名曲・大曲揃いの32曲をすべて弾くのは、ピアニストにとっては大変な難行。新たなチャレンジを前にお話を伺いました。 イリーナ(以下I):ベートーヴェンのピアノ・ソナタは傑作揃いですが、ばらばらではなく、「全曲」を演奏することにはやはり特別な意義があると思います。 にも書いたとおり、全曲演奏は山登りに近いと思います。高い山、低い山、32のいろんな山がある。中にはエヴェレストのようなとんでもない高峰も聳えています。だから実際に登ってみると、下から見ていた時とは違う風景があらわれてくる。とてもチャレンジングな企画です。 2008年から2009年にかけて、初めて全曲演奏に取り組

    現役ピアニストが語る「ベートーヴェンの全曲演奏はこんなに難しい」(現代新書編集部)
  • 『ブラタモリ』を学者たちが「奇跡の番組」と絶賛する理由(尾方 隆幸) @gendai_biz

    千葉県・幕張メッセで毎年開催される「日地球惑星科学連合大会」は、国内外の地球科学者が勢揃いする一大イベントである。2019年5月26〜30日に行われた今年の大会は、参加者数8390名に及んだ。その大会で、私はコンビーナ(会議を企画・運営する人)としてパブリックセッション「ブラタモリの探究」(記事ではブラタモリセッションと呼ぶ)を開催した。 研究者たちにもファンが多い 私たちが『ブラタモリ』(NHK)を取り上げた理由はいくつかある。まず、地球科学の裾野を広げたいという使命感だ。大会の初日はパブリックデーとされ、学会の非会員も参加可能なパブリックセッションを開催できる。地球科学に関心を持っていただく人たちを増やすには絶好の機会なのだ。 あわせて、地球科学のすべての分野の研究者が集まる場で、私たちの専門知を一般の方々に解説する方法論を議論したいことも理由のひとつだった。『ブラタモリ』は、その

    『ブラタモリ』を学者たちが「奇跡の番組」と絶賛する理由(尾方 隆幸) @gendai_biz
  • 「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) @gendai_biz

    講談社が私の『知ってはいけない 隠された日支配の構造』(講談社現代新書)を漫画にしてくれた。しかも原著のエッセンスはほぼ100%正確に、劇画タッチの物語の中に移し替えられている。 これほど嬉しいことはない。漫画はすぐに読めて、年齢の壁も国境の壁も簡単に超えられるからだ。もしこの漫画が日の若い世代の目にとまり、続いて英語版などが出るようになったら、現在のような日の、ほとんど世界で一国だけといえるようなおかしな国の形は、もはや続けることが不可能になるだろう。 【試し読み】漫画版『知ってはいけない』はコチラから 漫画版『人は見た目が9割』、『論語と算盤』の試し読みも! やはり大失敗に終わった北方領土交渉 少し思い出してほしい。2年前に出た書(新書版)の「まえがき」のなかで、私は当時まだ前途有望ともてはやされていた安倍首相の北方領土交渉が、今後もうまくいく可能性はまったくない、文字通りのゼ

    「やってる振り」の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実(矢部 宏治) @gendai_biz
  • 「難解な批評家」小林秀雄は、なぜ言葉より「人の顔」を信用したのか(適菜 収) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    「難解な批評家」のイメージが先行するだけに、小林秀雄が書いてきた多くの人物評論は言葉そのものを重要視してきたように思われるかもしれない。しかし小林は人の言葉よりも「顔」を重視した。 言葉はウソをつくが、顔は作り変えられないというのだ。ものごとを概念的に言葉でとらえるのが近代だとしたら、小林は近代のうさんくささを見抜いていたのだと、このほど『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?』を上梓した適菜収氏は指摘する。 小林の執拗なまでの顔へのこだわりとは何だったのか。そのハチャメチャな人物像とともに『小林秀雄の警告』から紹介する。 人を顔で判断するのは大事なこと 小林秀雄はいい顔をしています。優しそうだし、カッコいい。小林と一緒に酒を飲んだことがある文芸誌の編集者は「あいつは酒乱だ」と言っていたが、酒でも飲まなければやっていられないし、顔がよければ許される。 街を歩いていて、変な顔の人間がいると

    「難解な批評家」小林秀雄は、なぜ言葉より「人の顔」を信用したのか(適菜 収) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • エロ本がコンビニからなくなる日に、あるフェミニストが思うこと(田房 永子) @gendai_biz

  • 山本太郎語る「れいわ新選組が、重度障害者を国会に送り込んだ理由」(時任 兼作) @gendai_biz

    実は練っていた「秘策」 「山太郎としては負けた。でも『れいわ新選組』としては勝った、という結果になったと思います。1議席が2議席に増え、政党要件を獲得できたことは大きかった。 政党になったことで、メディア露出も増えますし、他の党と比べれば額は少ないですが、助成金をいただいて活動を拡大できる。次期衆院選を戦うにあたっても、選挙区と比例区の重複立候補が可能になりました。これでやっとスタートラインに立てた、と思っています」 今回の参院選、最も注目を集めたのが山太郎と、彼が率いる「れいわ新選組」であったことは疑いないだろう。 山自身は、前回当選した東京選挙区ではなく全国比例で出馬し、個人名では2位に40万票近い大差をつける約99万票を獲得したものの落選。その理由は、党・団体内で優先的に当選させる候補者を決められる「特定枠」候補として、2人の重度障害者を指定したためだ。 参院選公示前の6月に行

    山本太郎語る「れいわ新選組が、重度障害者を国会に送り込んだ理由」(時任 兼作) @gendai_biz
  • 今こそ問われる「Facebookをどうするか」という大問題(池田 純一) @gendai_biz

    今こそFacebookを分割せよ 2019年5月9日、New York Timesに“It’s Time to Break Up Facebook”というタイトルの、6000ワードからなる長文のエッセイが掲載された。 今こそFacebookを分割せよ、と主張するこのエッセイの著者の名はクリス・ヒューズ。ハーバード時代のマーク・ザッカーバーグのルームメイトのひとりであり、その縁でFacebookの共同創業者となった人物だ。 このエッセイ自体は、New York Timesが企画した“The Privacy Project”という、オンライン時代のプライバシーのあり方を考えるシリーズの中の一寄稿でしかなかったのだが、しかし、Facebookの創業者のひとりが分割案を提案したため、その反響は大きく各方面に様々な波紋を投げかけた。 最も素早い反応を見せたのは、民主党の大統領予備選に立候補しているエ

    今こそ問われる「Facebookをどうするか」という大問題(池田 純一) @gendai_biz
  • 「30過ぎたら家を買え」は、一種のマインドコントロールだった(橘 玲) @moneygendai

    持ち家と賃貸、どちらが正解か、は定期的に繰り返される議論の一つだ。作家の橘玲氏は「バランスシートで考えれば、住宅購入がどれだけリスクのあることかわかるはずだ」と明確に結論付ける。2003年に発売された『世界に一つしかない「黄金の人生設計」』から、住宅購入の是非について説いた必読のパートを、特別公開――。 「家を買う」は合理的か この日という国では、30歳をすぎる頃から、ほとんどの人が「家を持ちたい」という不可思議な衝動に駆られます。しかし、この衝動に合理的な根拠があるのかどうか、検証されることはめったにありませんでした。 なぜかというと、金融・建設・不動産業など、この国のドメスティックな(土着の)経済を支えている大きな部分が、「家を持て」「一国一城の主になれ」と国民をマインド・コントロールすることによって莫大な利益を得てきたからです。 各種の世論調査を見ると、バブル期に高値で住宅を購入し

    「30過ぎたら家を買え」は、一種のマインドコントロールだった(橘 玲) @moneygendai
  • 「住宅過剰社会」の末路 〜不動産業界の不都合な真実を明かす(野澤 千絵)

    最近、なんだか自分の「まち」が住みにくくなったと感じることはないだろうか? その原因は、人口が減少し、空き家が増加するなかでなお過剰につくられる住宅そのものにあるのかもしれない――。 そんな不動産業界の「不都合な真実」を明かした一冊『老いる家 崩れる街』が話題を呼んでいる。発売1週間を待たずしてたちまち重版が決まった作の著者・野澤千絵氏が、タワーマンション・戸建て住宅が、無計画かつ無秩序に建ち続ける日社会の末路を憂う。 東京五輪に沸く湾岸エリアの「リスク」 「湾岸エリアはタワーマンションを建て過ぎですよ……。これからさらに建てられたら、自分たちの住宅の資産価値が低下してしまう」 「自治体は、今建っているマンションの資産価値を守ろうという意識はないのか……」 これは、東京湾岸エリアのタワーマンション所有者から、実際に聞かれた嘆きである。 湾岸エリアは、右を見ても左を見てもタワーマンション

    「住宅過剰社会」の末路 〜不動産業界の不都合な真実を明かす(野澤 千絵)
  • スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」(小笠原 みどり) @gendai_biz

    現在、映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』が全国で公開中だ。この映画は2013年6月にアメリカ政府の監視システムを告発したエドワード・スノーデンを追ったドキュメンタリー映画である。世界的に話題となったあの事件から3年以上が経つ。今はロシアに亡命している彼から、日の我々への緊急メッセージ。 文/小笠原みどり(ジャーナリスト) あなたの通話・メール・ネット利用履歴は全て見られている インターネット時代、日々めまぐるしく変わり続ける情報と状況のなかで、どれだけの人が彼を覚えているだろうか。いや、それ以前に、彼は日でまだ十分に知られていないかもしれない。 このインターネットの裏側で大規模に執り行われている監視の実態を、世界に向けて暴いた当時弱冠29歳のエンジニア。かつて2年間日で暮らしたにもかかわらず、日人のほとんどは彼の警告を自分の問題として感じていない――。 アメリカ国家安全局(N

    スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」(小笠原 みどり) @gendai_biz
  • 高城剛氏が語る「最先端医療の衝撃」(高城 剛) @gendai_biz

    先日、国立がん研究センターなどが、血液一滴から胃がん、乳がん、すい臓がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し、臨床研究を始めるという記事が出た(『読売新聞』2017年7月24日)。 その検査法とは、細胞から血液に分泌されるエクソソーム内のマイクロRNAを調べるというもの。以前はゴミ扱いされていた血中エクソソームだが、最近、その中には多くの人体情報が含まれていることがわかってきたのだ。 じつはすでにその検査法で、発症前のすい臓がんを超早期発見し、その後の治療によって発症をい止めた人物がいる。それがこのたび『不老超寿』を刊行した高城剛氏である。高城氏に、その過程を聞いた。 僕が最先端医療検査を受けた理由 高城 「もともと僕は、1990年代以降のPCとインターネットの普及が仕事の方法を大きく変え、2010年代のスマートフォンの普及がわれわれの日々の行動を激変させたように、最近の

    高城剛氏が語る「最先端医療の衝撃」(高城 剛) @gendai_biz
  • なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟(矢部 宏治) | 現代新書 | 講談社(1/4)

    私たちが暮らす「戦後日」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっているという。 たとえば2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」が、大きな注目を集めたが、日での首脳会談が近づくにつれて事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられなかった。なぜ、いつまでたっても北方領土問題は解決しないのか。はたして、この国を動かしている「当のルール」、私たちの未来を危うくする「9つの掟」とは? 『知ってはいけない――隠された日支配の構造』の著者・矢部宏治氏が、「戦後史の闇」を解き明かす。 事実か、それとも「特大の妄想」か それほどしょっちゅうではないのですが、私がテレビやラジオに出演して話をすると、すぐにネット上で、「また陰謀論か」「妄想もいいかげんにしろ」「どうしてそんな偏った物の見方しかできないんだ」などと

    なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟(矢部 宏治) | 現代新書 | 講談社(1/4)
  • 【特別対談】内田樹×水野和夫 資本主義の限界とニッポンの未来〜経済が縮み続ける時代をいかに生きるか(週刊現代) @gendai_biz

    は好景気って、当なのだろうか—。ニュースを見ながら、ふと疑問に思ったことが誰にでもあるだろう。転換期を迎えている経済の「仕組み」について、思想家と経済学者が語り合った。 中国バブル崩壊は必然 内田樹 水野先生とは、前々からお話ししたいと思っていたんです。先生は昨年ベストセラーになった『資主義の終焉と歴史の危機』で、いま資主義が限界を迎えていることを、経済史を紐解きながら説明されていた。 株式市場の動向や企業の四半期決算など、狭い範囲の、短い期間の情報に振り回される経済学者が多いなか、先生は時間的にも空間的にも「ビッグデザイン」を描かれていて、新鮮でした。 水野和夫 現在の世界では、いたるところで過剰生産に陥り、これまでのような経済成長はもはや見込めません。これは13世紀以来、8世紀に及ぶ資主義の歴史でも初めてのこと。世界経済は、歴史上の転換点にあると書いたのが、拙著でした。 内

    【特別対談】内田樹×水野和夫 資本主義の限界とニッポンの未来〜経済が縮み続ける時代をいかに生きるか(週刊現代) @gendai_biz
  • パン屋とエコノミストの異色の対談~資本主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために【後編】水野和夫(エコノミスト)×渡邉格(パン屋タルマーリー店主)() @gendai_biz

    パン屋とエコノミストの異色の対談~資主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために【後編】 水野和夫(エコノミスト)×渡邉格(パン屋タルマーリー店主) 20万部を超えるベストセラーとなっている『資主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)の著者でエコノミストの水野和夫氏と、2013年9月の刊行以来売れ続けるロングセラーとなる『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)の著者・パン屋タルマーリー店主の渡邉格氏。お二人に、今という時代を読み解き、これからの時代を生きるヒントを聞いた。エコノミストが研究を重ねて辿り着いた結論と、パン屋が試行錯誤して編み出した「田舎での仕事と生活のありかた」が、不思議なまでに重なり合う---。 ※この記事は、2014年12月2日に三省堂書店神保町店で行なわれた対談を再構成したものです。 対談の動画はこちらで閲覧が可能です。https://www.youtub

    パン屋とエコノミストの異色の対談~資本主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために【後編】水野和夫(エコノミスト)×渡邉格(パン屋タルマーリー店主)() @gendai_biz
  • パン屋とエコノミストの異色の対談~資本主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために【前編】水野和夫(エコノミスト)×渡邉格(パン屋タルマーリー店主)() @gendai_biz

    パン屋とエコノミストの異色の対談~資主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために【前編】 水野和夫(エコノミスト)×渡邉格(パン屋タルマーリー店主) 資主義は終わりを迎えつつある――。 エコノミストの水野和夫氏は、近著『資主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)でそう指摘する。リーマン・ショック以降の『資論』ブームにはじまり、資主義批判や脱・資主義を掲げる声があるなかで、「資主義の終わり」を明言したこの著書は、昨年3月の刊行以来、20万部を超えるベストセラーとなっている。 では、資主義が終わりを迎えるとして、その後の社会をどう生きていけばいいのか――。 その手掛かりを示すのが、『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)の著者・渡邉格氏だ。人口8,000人の過疎の町、岡山県真庭市勝山で、無肥料・無農薬の自然栽培の作物を、古民家に宿る天然菌で発酵させてパンをつくる「パン

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  • 立花隆×清武英利「朝日新聞」問題 私はこう考える 特別対談120分 叩くほうにも問題はないのか(週刊現代) @gendai_biz

    従軍慰安婦報道や福島第一原発事故に関わる吉田調書問題で混迷を極める朝日新聞の行方。メディアが朝日バッシングに走るなか、ジャーナリズムや新聞の在り方に精通した二人が鋭く語り合った。 誤報も社史で検証した朝日 立花 今回、あらためて朝日新聞批判を繰り広げている雑誌を集めて読んでみたのですが、たくさんありすぎて傷してしまいました。 清武 SAPIOやWiLLといった、以前から激しく朝日新聞の論調と対立してきた保守系雑誌だけでなく、文藝春秋も『「朝日新聞」は日に必要か』という臨時増刊を出していますね。 私がかつて勤めていた読売新聞も『徹底検証 朝日「慰安婦」報道』(中公新書ラクレ)を出したばかりです。 立花 それで私は、手元にあった朝日新聞の社史をひもといてみたんです。'95年に市販されたもので、全4分冊の箱入りという、大変な分量のものです。今日はそのなかの昭和戦後編というのを持ってきました。

    立花隆×清武英利「朝日新聞」問題 私はこう考える 特別対談120分 叩くほうにも問題はないのか(週刊現代) @gendai_biz
  • 「普通のサラリーマン」だった私は、定年からたった10年で破産した(週刊現代) @moneygendai

    長生きなんか、するんじゃなかった――。人生の最期を悲惨な状態で迎える人がいま急増している。なぜ、どのようにして人は破産してしまうのか。厳しい老後破産の現実はあなたも無関係ではない。 の病をきっかけに 「なんでこんなつらい思いをしてまで、長生きしなきゃいけないんでしょうか」 着古したジャージに身を包んだ香川庄治さん(仮名/71歳)は、嗄れた声を絞り出し、こうつぶやく。6年前にを亡くしてから、神奈川県の自宅でひとり「亡骸」のような日々を送っているという。 「家事はに任せきりにしていましたから、彼女が亡くなってからも自分で炊事することはありません。事は日に一。夜にスーパーで半額になる弁当を買うか、チェーン店の牛丼をべに行くのが日課です。近所付き合いもないですし、毎日することは何もない。家に閉じこもり、テレビを眺めて一日が過ぎていきます。こんな惨めな生活をしているなんて、誰にも言えませ

    「普通のサラリーマン」だった私は、定年からたった10年で破産した(週刊現代) @moneygendai