もうしばらく前の流行語になると思いますが「しょう油顔」「ソース顔」というのがありました。いずれにしても二枚目の男性を指すものと思いますが、日本風の一重まぶたの美男子を「しょうゆ顔」、ややバタ臭い・・・この表現もすでに十分古びていますが、やはりバターという食材が登場しています・・・西洋風の二枚目を「ソース顔」と言ったのだと思います。 例えばジャニーズ少年隊の東山紀之君のようなスッとした二枚目を「しょう油顔」というのだと理解しているのですが、もしかして違っていたらお許し下さい。 いずれにしても、そんな、日本の代名詞のような調味料「醤油」ですが、このところすっかり世界に蔓延しているように思うのです。 「黒い液体調味料」 すでにこの世を去られた、20世紀の日本を代表するピアニストのS先生が、ヨーロッパでデビューを飾られた時の話、として伺ったエピソードをご紹介しましょう。 私たちクラシックの音楽家は