大阪市は2日、飲食店を訪問して新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底を求める「見回り隊」を大阪府とともに5日に発足させることを決めた。府職員と合わせて40~50人態勢で北区や中央区の繁華街を重点的に巡回し、店の指導に加えて店内にいる利用客にもマスク会食を呼び掛ける。 市によると、感染が再拡大した3月中旬以降、飲食店の利用者の感染が急増している。業界団体のガイドラインでは客席の間仕切りや消毒液の設置を飲食店に求めているが徹底されていないケースも多いという。 見回りの対象はスナックやバーなども含め飲食業の営業許可を持つ約6万店で、「まん延防止等重点措置」期間中の5日から5月5日まで巡回する。市は民間にも委託し、要員を増やす方針。