新型コロナウイルスさえも、剛腕幹事長は政治の道具にしてしまうのか――。 2月20日夜9時半頃、東京・六本木(港区)の高級中華『中國飯店』から出る、自民党の二階俊博幹事長(81)の姿があった。そのすぐ後ろには、腹心の林幹雄(もとお)幹事長代理(73)や平沢勝栄(かつえい)議員(74)ほか、二階派の面々が10人近くズラリと並ぶ。 二階俊博 大物詐欺師とガッチリ握手のスキャンダル写真 「この日は、3日前に81歳の誕生日を迎えた二階幹事長を祝うため、二階派の幹部と衆議院当選3回の若手で誕生会を催したそうです。秋元司議員や河井案里議員といった『問題児』は姿を見せなかったようですね」(全国紙自民党担当記者) 世間は新型コロナウイルスの蔓延で宴会は自粛ムードだが、専用の送迎車に乗る国会議員たちには対岸の火事のようだ。二階幹事長は上機嫌でセンチュリーに乗り込むと、夜の街へと消えた。 「二階幹事長は自民党議