自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内で講演し、少子化問題を巡り「このごろ、子どもを産まない方が幸せじゃないかと、勝手なことを考えている人がいる」と述べた。出産しない個人の意思を否定するかのような発言で、波紋を広げそうだ。 二階氏は会場からの質問に答える形で発言。「みんなが幸せになるためには、やっぱり子どもをたくさん産んで、国も栄えていき、発展していく方向にしようじゃないか」とも話した。 先月には、自民党の加藤寛治衆院議員(長崎2区)が結婚披露宴で「3人以上産み育てて」と呼び掛けていると明かし、党内外から「強制するべきではない」などと批判されたばかり。 また、二階氏は「食べるに困るようなうちは今はない。今晩、飯を炊くのにお米が用意できないようなうちは、日本人にはない」との認識も示した。厚生労働省の6日の発表によると、全国で生活保護を受けている世帯は昨年11月の164万2971世帯を最多に