大きな紙袋を持って登壇した山井氏は、中から大量の付せんが貼られた資料の山を取り出してから演説をスタート。ゆったりとした口調で、自民党安倍派の幹部が出席する政治倫理審査会(政倫審)と同じ時間帯に予算委を開催しようとした小野寺氏の委員会運営を「予算の審議を軽んじているだけでなく、裏金問題隠し、裏金問題幕引きのそしりを免れない」と断じた。 その後も、自民党議員の名前を1人ずつ挙げて指摘されている問題を説明したり、1990年代前半の金丸信・自民党副総裁(当時)を巡る政治資金規正法違反事件などにも触れたりして、演説を続行。時折、議場を見渡したり、議員の賛同を求めたりして、時間を稼いだ。あまりの長さに、終盤には声がかすれていた。
自民党の派閥の政治資金事件をめぐり28・29日に開く方向の衆院政治倫理審査会について与野党は27日、公開のあり方など開催形式などについて協議を重ねたが溝が埋まらず、大筋合意していた28日の審査会開催は見送られる方向となった。 自民党は野党側に対し、「記者公開するが映像取材は冒頭のみ」とし、記者による録音は認めるが、ライブ配信は不可とする案を提示した。 ただ、映像も含めた全面公開を求める野党側は「一歩前進したが、公開のやり方は距離がある。認められない」と難色を示した。 また、自民党側は28日の審査について、公開に応じる意向を示したとされる西村前経産相と武田元総務相を先行して対象にする案を提示したが、野党側によるとその後、西村氏の出席について撤回し、直後に武田氏についても「なぜ自身だけなのか」と難色を示したと伝えられ、事実上白紙に戻る形となった。 その結果、野党側は27日中の幹事会開催が困難と
Published 2024/02/27 00:04 (JST) Updated 2024/02/27 00:17 (JST) 自民党安倍派は政治資金パーティー裏金事件を受け、販売ノルマ超過分として議員側に還流した資金について、派閥への返還を認めると決めた。派閥の解散手続きを進めている清算管理委員会の実務チームが26日、所属議員向けの説明会を国会内で開き、返金を希望する場合、振り込みなどの手続きを速やかに進めるよう説明した。出席者が明らかにした。 実務チーム関係者によると、返金は手続き上、議員側から派閥への寄付として処理する方向だ。派閥に戻された資金の扱いは、公的機関への寄付などを含め今後検討する。
自民党の裏金問題をきっかけに、注目が集まる「政策活動費」。政党から政治家に対し支給されるが、原資や使いみちなどについては公開されていない。自民党は政策活動費の原資は税金ではないと主張するが透明化を求める声は大きい。 そんな「政策活動費」について波紋を呼んでいるのが、自民党の二階俊博元幹事長(84)の3500万円にものぼる書籍代だ。2月14日には、二階元幹事長が代表を務める政治団体がその内訳を公表したものの、明かされた”大量購入”に批判が高まっている。 事務所の発表によると、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入は“政策広報”のためで、“選挙区外の関係者に配布”したという。また、”出版社(作家)より最低買い取り数量を提案され購入”したものもあると説明した。 果たして、出版や購入の経緯はどのようなものだったのか? 本誌は購入額面の大きかった『小池百合子の大義と共感』(大下英治著/エムディ
2019年の参院選で自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区の同党公認候補だった愛知治郎元参院議員(54)の応援で同選挙区に入った際、愛知氏の後援会幹部に現金100万円を渡していたことが13日、愛知氏らへの取材で分かった。 【一覧】2019年に政策活動費を受け取った政治家と受領額 甘利氏は、同じ参院選の広島選挙区で大規模買収事件を起こした河井克行元法相(60)にも現金100万円を提供。党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、中国新聞の取材に説明していた。 一方で、甘利氏が関係する主な政治団体や自民党の政治資金収支報告書(19年)を見ると、いずれの100万円も記載されていない。使途公開の義務がなく、事実上の裏金と指摘される自民党の「政策活動費」を使い、陣中見舞いとして「裏金」を全国で配り回っていた可能性がある。 愛知氏らによると
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く