去る2018年9月4日に、当ハーバービジネスオンラインにて「東京電力『トリチウム水海洋放出問題』は何がまずいのか? その論点を整理する」 と題した記事を私が執筆したことを覚えておいでの方は多いと思います。 このとき、河北新報のすっぱ抜きに始まった「トリチウム水」には基準値を超える「放射性多核種」が含まれていることの指摘によって、昨年8月で嘘の情報をもとに市民の同意を取り付け、目的を達成する=多核種放射能汚染水を海洋放出するという国や東電の常套手段があえなく崩壊しました。 私は、これを「ヒノマルゲンパツPA」(Japan’s Voo-doo Nuclear Public Acceptance, JVNPA)の一典型事例と見なし、見守ってきました。 日本政府や東電、与党政治業者の愚かしい点は、このヒノマルゲンパツPA(JVNPA)というものが唯一日本でのみ通用する物であって、諸外国、周辺国がこ