映画と原作小説のネタバレ全開です。閲覧ご注意ください。 はじめに 2回目の「リズと青い鳥」の鑑賞をしたので、あらためてブログを書きます。 私は「虚無感と味気無さ」とという強烈な感想を初見のブログに書いてしまいました。 それは事実として気持ちの中に有ったので、自分なりに下記の分析をしました。 原作小説が大好きで、みぞれと希美の気持ちを味わいつくしていたという事、 他の登場人物の役割をカットしたり変更したりはあったが、そのみぞれと希美に絞り込み、心情と変化を正確に再現しており、その意味で意外性は無かった事、 押しつけがましいドラマチックな展開を完全に排除し、その空間ごと切り取り、観ているものに共有させるストイックな演出がなされていた事、 ドラマ自体には全く壮大さは無く、みぞれと希美の繊細な心の揺れを描いていた事、 だから、きっと「虚無感と味気無さ」を感じたのだと思う。 その後、SNSや他の人の