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ブックマーク / www.cinra.net (64)

  • 「クリエイティブな仕事」のロマンスと呪縛。「終わりなき労働」の構造を田中東子と考える | CINRA

    「リスクは仕事の興奮の中に書き込まれている」──クリエイティブな労働に日頃取り組んでいる人、あるいはそうした人物が身近にいる人にとって、ハッとするフレーズではないだろうか。一生懸命に仕事に打ち込み、思わぬ成果に心が浮き立つなかで、労働の不安定さと、それを当然とする社会の状況は見過ごされていってしまう。「今日の仕事も(キツかったけど)楽しかったなあ!」という、あの喜びのなかで。 2023年2月に刊行されたアンジェラ・マクロビー『クリエイティブであれ:新しい文化産業とジェンダー』(田中東子監訳、中條千晴・竹﨑一真・中村香住訳、花伝社)がいま、密かに注目を集めている。熱心に仕事に励むほどにマルチタスク化のなかで陥ってしまう苦境、ジェンダーをめぐる問題が密接に絡み合った現代のクリエイティブ労働のありようを、見事に活写している快著だ。監訳を務め、自身はフェミニズムやカルチュラル・スタディーズの研究な

    「クリエイティブな仕事」のロマンスと呪縛。「終わりなき労働」の構造を田中東子と考える | CINRA
  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

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  • 『マイ・ブロークン・マリコ』の残酷さとあたたかさ。映画化ならではの生々しさが伝えるもの | CINRA

    屈した日々を送るシイノトモヨが、テレビのニュースで親友マリコの死を知り、その遺骨を奪って旅に出る──。平庫ワカによる漫画『マイ・ブロークン・マリコ』は、2019年にウェブ漫画として連載されて更新のたびに話題を集め、『この漫画がすごい!2021 オンナ編』第4位、2021年『文化庁メディア芸術祭』マンガ部門新人賞など高い評価を獲得した。 女性の置かれる過酷な状況を描くとともに、女性ふたりの濃密な関係性を描いた作が、このたび永野芽郁主演、タナダユキ監督で実写映画化された。ライター・翻訳家の野中モモは、日頃厳しい現実を生きるなかで、フィクションでも女の子が悲しい目に遭う話はあまり見たくない、との思いがあるという。原作刊行時も恐る恐る読んだという野中が、映画『マイ・ブロークン・マリコ』をレビューする。 「亡き親友の遺骨を奪って旅に出る」という時点で、悲しい話であることはもう確定している。スカッ

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  • 国葬や「宗教と政治の関係」を特集。TBSラジオ『荻上チキ・Session』がブックレットを自費出版 | CINRA

    ブックレット『セッションの~国葬とは何か/宗教と政治』が9月20日に刊行を予定している。 同書はTBSラジオの発信型ニュース報道番組『荻上チキ・Session』が自費出版するもの。安倍晋三元総理の銃撃事件をきっかけに注目を集める「国葬」や「宗教と政治の関係」についてを特集する。収録される記事は、荻上チキによる「まえがき」、宮間純一「国葬とは何か?」、崎山敏也「TBSラジオは過去の国葬をどう伝えたのか」、安田菜津紀「『国葬』をテーマに報道写真」や、南部広美、澤田大樹によるコラムなど。編集は九龍ジョーと番組スタッフ、デザインは惣田紗希が担当した。TBSショッピングや、東京駅のTBSストア、一部書店で購入可能。 また安倍元総理の国葬が行なわれる予定の9月27日19:00から『セッションの~国葬とは何か/宗教と政治』出版記念の有料オンラインイベントを開催。出演者は荻上チキ、南部広美、澤田大樹、

    国葬や「宗教と政治の関係」を特集。TBSラジオ『荻上チキ・Session』がブックレットを自費出版 | CINRA
  • Epic GamesによってBandcampが買収。大企業による資本介入は、音楽文化にどう影響する? | CINRA

    インディーアーティストとしての活動経験があり、少なくない回数Bandcampを利用してきた筆者も、1ユーザーとして、今回の件には不安感を持っている。この記事では「インディーアーティスト活動経験のあるゲームライター」である筆者の視点から、Epic GamesによるBandcamp買収の不安と期待についてそれぞれ述べていく。 前述のとおり、Twitter上では買収に対してネガティブな意見がかなり目立っていた印象がある。なかには「RIP Bandcamp」と精神的な死を追悼するものもあり、「Sellout」と罵るものもあった。 そもそもインディペンデントなアーティストやそのファンのなかには、大資に与すること、つまり「セルアウト」を嫌うような気質がある。大きなセールスがあるようなメジャーアーティストではなく、わざわざBandcampというサイトまで足を運び自主リリースを探すようなユーザーたちなの

    Epic GamesによってBandcampが買収。大企業による資本介入は、音楽文化にどう影響する? | CINRA
  • 深夜の視聴者を震撼させた、実験的すぎるテレビ番組『蓋』の手応えをディレクターに聞く | CINRA

    2021年9月某日。「テレ東で不気味な番組がやってる」「1人でうっかり見ると怖い」というTweetが未明に駆け巡った。来、テレビ番組が放送されない午前4時台に謎の映像が10分間流れたのだ。 監視カメラやウェブカメラで撮影したような映像、誰かのPC画面のような映像が映ったかと思えば、暗い渋谷の下水道の様子が映し出される。放送事故のようにも見えるが、れっきとしたテレビ番組らしい。 テレビ東京のウェブサイトには「実験的蓋番組」という説明と『ハイパーハードボイルドグルメリポート』などを手掛けてきたディレクター、上出遼平が仕掛け人であるとの記載があった。未明に突如放送され、ネット上で注目された番組は、いったい何なのか? 人に直撃取材を試みると上出は「地上波はいまこそブルーオーシャン」と語る。2020年には、国内総広告費でインターネットがテレビを抜いた。沈みゆくと言われて久しい業界で何を思うのか。

    深夜の視聴者を震撼させた、実験的すぎるテレビ番組『蓋』の手応えをディレクターに聞く | CINRA
  • LINE MUSICが独自フリーミアムモデル導入 各楽曲を毎月1回無料フル再生可 | CINRA

    音楽ストリーミングサービスLINE MUSICが「フリーミアムモデル」を導入することが発表された。 LINE MUSICの大型リニューアル第1弾として日1月20日にスタートしたフリーミアムモデル。これまで最大30秒しか試聴できなかった無料ユーザーでも、ダウンロード購入限定曲を除いた約5900万の楽曲やPVを、各楽曲につき毎月1回まで広告なしでフル再生ができるようになる。1回フル再生後には翌月1日0:00にリフレッシュされるまでは通常通り30秒試聴となる。利用方法はLINE MUSICアプリをダウンロードするのみ。 広告なし、登録なしで楽曲、PVをオンデマンドで無料フル再生することが毎月できる音楽ストリーミングサービスはLINE MUSICが日初、業界初とのこと。今夏にはLINE MUSICアプリに、LINEAI技術を活用した楽曲レコメンド機能などを追加したリニューアルを予定している。

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  • 渋谷PARCOオープン日が11月22日に決定 映画館名は「WHITE CINE QUINTO」 | CINRA

    渋谷PARCOのグランドオープン日が11月22日に決定。オープン広告第1弾、アートウィンドウ第1弾アーティスト、編集型売場の出店店舗が発表された。 オープン広告第1弾となる「TEASER編」には、クリエイティブディレクターのM/M(Paris)、フォトグラファーのヴィヴィアン・サッセンが参加。第2弾「OPENING」編は10月上旬に公開を予定している。 アートウィンドウ第1弾アーティストに起用されたのは田名網敬一。24時間通行可能なオルガン坂側の2F壁面に設置される幅約17メートル、高さ約3メートルのアートウィンドウに、オープンから半年間限定で田名網によるインスタレーションを公開。 編集型売場は、パルコが内装・造作をプロデュースし、次世代ファッションデザイナーやブランドのインキュベーションを目的とするもの。3Fの「GEYSER PARCO」には、ELIN、Greed Internation

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  • 大友良英が『いだてん』に感じた、今の時代に放送される必然性 | CINRA

    2019.08.13 Tue Sponsored by 『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 後編』、『GEKIBAN 2 -大友良英サウンドトラックアーカイブス-』 現在、絶賛放送中の『大河ドラマ「いだてん」』。オリンピックを背景に、明治から昭和までの時代を描く異色のドラマは、来年に迫る2020年の東京オリンピックとも共鳴して、「日人はどこから来て、どこへ行くのか?」をスポーツを通して伝えようとしている。 そんな意欲作の劇伴を担当するのが、音楽家の大友良英。NHKでたくさんの楽曲を作ってきた大友は、すでに伝説ともいえる『連続テレビ小説「あまちゃん」』チームとともに、『いだてん』の音楽世界を作ろうとしている。感動の最終回に向けて、最後の作曲作業に打ち込む大友に話を聞いた。 宮藤官九郎に珍しく相談。『あまちゃん』“潮騒のメモリー”はこうして生まれた ―『大河ドラマ「いだてん

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  • サカナクション新曲×新海誠作品の背景映像、『NEWS23』OP映像コラボ | CINRA

    サカナクションの新曲“ワンダーランド”が、TBSの報道番組『NEWS23』のオープニングテーマに起用されることがわかった。 “ワンダーランド”は、6月19日にリリースされるサカナクションのニューアルバム『834.194』に収録。同曲を使用した新オープニングは、新海誠監督作品の風景映像から「働く人の一日」をテーマに再編集した映像作品とのコラボとなる。 『NEWS23』は6月3日からリニューアル。アンカーを星浩が務めるほか、新たにメインキャスターの小川彩佳、フィールドキャスターの村瀬健介、サブキャスターの山恵里伽(TBS)、スポーツコーナー担当の石井大裕(TBS)が加入する。 山口一郎(サカナクション)は「歴史のある「NEWS23」という番組のオープニングテーマを担当させていただけることになったのは非常に光栄なことです。サカナクションは楽曲制作・音楽活動において「混ざり合わないものが混ざり合

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  • 鹿野淳が語る、ロックフェスの信念と『VIVA LA ROCK』の真実 | CINRA

    ゴールデンウィーク、そしてロックシーンの名物として完全に定着したと言っていいだろう。埼玉県最大のロックフェスとして2014年にスタートした『VIVA LA ROCK』が、今年で6回目の開催を迎える。すでにアナウンスされている中でも目を惹くのは、毎年の課題だった、さいたまスーパーアリーナの導線問題を抜的に解消すべく「スタジアムモード」(アリーナの仕切りをすべて取り払い、最大サイズにすること)で開催されること。これにより、これまで別空間にあった2ステージが巨大な一空間内に配置されるようになり、フェスのシステム自体が根底から変わる。そして、4日間開催に拡大されること。全97組となった「ロックにこだわりながらもカラフルなラインナップ」が示すのは、未知の音楽体験を浴びるための可能性そのものだ。今年も、熟慮を重ねた上での大胆な進化と挑戦が『VIVA LA ROCK』にはある。 フェスを主催する鹿野

    鹿野淳が語る、ロックフェスの信念と『VIVA LA ROCK』の真実 | CINRA
  • クリトリック・リスが愛されるワケ 「ハゲ!」の野次も力に変えて | CINRA

    2019年4月20日、ひとりの男が東京・日比谷野外大音楽堂のステージに立つ。彼の名はスギム、49歳。「クリトリック・リス」というスカムユニットとして注目を集めているアーティストだ。ハゲ頭にパンツ一丁という風変わりなスタイルで、1年に200以上のライブに出演。大阪に拠点を置きながら全国津々浦々を回り続け、2017年にはメジャーデビューも果たしている。 彼はかつて、広告系の会社で部長までのぼりつめたエリートサラリーマンだった。それがなぜ、脱サラして音楽の道へ進んだのか。現在のスタイルにたどり着くまでに、いったいどんな紆余曲折があったのか。そして、50歳を目前にして初の日比谷野音ワンマンに挑む心境とは。 彼の活動を追い続けてきた編集者で音楽ライターの西澤裕郎は、会社員時代にクリトリック・リスのライブを観て衝撃を受け、人生を変えられてしまったという。では、西澤はスギムのどんなところに魅了され、い

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  • 原田郁子×高城晶平対談 クラムボンとceroの世代を超えた共通点 | CINRA

    2月19日にZepp Tokyoで行われたフィッシュマンズの主催イベント『闘魂 2019』は、日音楽シーンにおける今年最初のハイライトだったと言っても過言ではないだろう。佐藤伸治が急逝した1999年以来、20年ぶりの開催となった『闘魂』に出演したのは、茂木欣一が『POLY LIFE MULTI SOUL』(2018年)を聴いて衝撃を受け、声をかけたというcero。アンコールではフィッシュマンズのステージに高城晶平と角銅真実も参加し、この日ボーカリストを務めたクラムボンの原田郁子とハナレグミとともに、“JUST THING”と“Weather Report”を歌い上げたことは、多くの人の心に刻まれたはず。 そして、原田郁子と高城晶平がクラムボンとceroとして再び顔を合わせるのが、5月11日と12日に静岡県・富士市で開催される新しいキャンプフェス『FUJI & SUN』。エルメート・パス

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  • Creepy Nutsとゴスペラーズが振り返る、R&Bとラップ共闘の歴史 | CINRA

    2019.03.27 Wed Sponsored by The Gospellers 25th Anniversary tribute『BOYS meet HARMONY』 “永遠(とわ)に”でブレイクし、J-POPのメインストリームで活躍し続けているゴスペラーズ。彼らを「オルタナティブな存在」といったら意外に思うだろうか。否、ゴスペルやアカペラはもちろん、ヒップホップもR&Bも今ほど浸透していなかった1990年代に、自分たちの立ち位置を切り開いていった彼らのアティチュードは、まさに「オルタナティブ」そのものだった。そんな彼らが、ジャパニーズヒップホップ界のパイオニアであるRHYMESTERと共に作り上げた名曲“ポーカーフェイス”。それを新世代ヒップホップの旗手Creepy Nutsが、17年の月日を経て新たな形で蘇らせたのは、ある意味では「起こるべくして起きた奇跡」とも言えるかもしれない

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  • 『頂』最終発表でEGO-WRAPPIN'、クラムボン、長岡亮介、高木正勝ら追加 | CINRA

    野外音楽イベント『頂 -ITADAKI- 2019』の最終出演者が発表された。 6月1日と2日に静岡・吉田公園特設ステージで開催される『頂 -ITADAKI-』。今年で12年目を迎える。 今回出演が発表されたのは、EGO-WRAPPIN'(Mellow Twilight SET)、クラムボン(with Quartet SET)、Port of Notes、長岡亮介、高木正勝、石崎ひゅーいの6組。EGO-WRAPPIN'とクラムボンはメインイベントである「CANDLE TIME」にそれぞれ特別編成で出演するほか、高木正勝は自身のピアノソロ『Marginalia』を再現する。日割りの発表は3月29日12:00を予定している。 チケットの一般販売は3月30日10:00から。 出演: ORIGINAL LOVE never young beach スカート Rickie-G feat.PJ D.A

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  • Zeebra×スティーヴ・アオキ 「踊れなかった国」日本の変化 | CINRA

    たった4年前まで、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下、「風営法」)によって、クラブ営業が禁止されていた日。数々の有名DJなどを生み出しながらも、長年「踊れない国」だった。それから法律が改正され、どう日のクラブカルチャーは変化していけるのか。 ヒップホップグループ「キングギドラ」や、ソロのラッパーとして活躍しながら、団体「クラブとクラブカルチャーを守る会」を発足し、風営法の改正に尽力したZeebraと、日系アメリカ人のDJ、音楽プロデューサーとして世界のEDMシーンで絶大な人気を誇るスティーヴ・アオキが対談。世界のクラブを知る2人の男が、日のクラブカルチャーの課題と、今後の展望を語り合う。 DJの最中にプロモーターがやってきて「警察がきてるから、もっと静かにDJしてくれ」って言ってきたんだ。(アオキ) —Zeebraさんは、日のナイトカルチャーを盛り上げるための

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  • 大原大次郎×田中義久 互いのデザインを解剖するデザイナー2人展 | CINRA

    1月11日から始まった『大原の身体 田中の生態』展は、特徴的なタイポグラフィーで知られる大原大次郎と、展覧会や芸術祭などアート関連のデザインを幅広く手がける田中義久による、デザイナー2人展。 変わっているのは、そのプロセスだ。それぞれが個別の作品や過去の制作物を発表するのではなく、大原は田中を、田中は大原を題材に、相手のデザインを解剖し、その研究成果を提示するというもの。そこで切り口になるのが「身体」と「生態」だという。 様々な媒体を通じて日々多くの人の目に触れるグラフィックデザインの世界にあって、ともにその特殊な個性によって注目を集める彼らは、いったいどんな「他人のデザインの解剖」を行うのだろうか? 互いのやるべき課題を何かしら浮き彫りにできるかもしれない。(田中) —『大原の身体 田中の生態』とは、とても意味深なタイトルです。この2人展はどんなところからスタートしたのでしょうか? 田中

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  • 入場料のある本屋「文喫」は高いのか、安いのか?店内を一足先にレポ - レポート : CINRA.NET

    書店「文喫 六木」がいよいよ12月11日にオープンする。 6月に閉店した青山ブックセンター六木店の跡地にオープンする、文喫 六木。「入場料を支払って入店する」というシステムが特徴的だ。販売される書籍は約3万冊。雑誌を販売するエントランス部分は入場無料だが、そこから先は有料となる。入場料は1,500円。この料金設定は高いのか、安いのか? CINRA.NET日12月10日に実施されたプレス向け内覧会を訪問。店内をいち早くレポートする。

    入場料のある本屋「文喫」は高いのか、安いのか?店内を一足先にレポ - レポート : CINRA.NET
  • Chim↑Pomが、「ロボット」でなく「人間」レストランを開く理由 - インタビュー : CINRA.NET

    アート集団・Chim↑Pomが、10月14日より、『にんげんレストラン』をオープンしている。場所は、10月7日に営業終了した「歌舞伎町ブックセンター」だ。歌舞伎町の観光スポットとして人気を博している「ロボットレストラン」と対抗するようなこのイベントの名前と内容だが、イベント開催のきっかけ、そして歌舞伎町ブックセンターの閉店には、実際にロボットレストランが大きく関係しているのだという。その真相を、Chim↑Pomに聞きに行った。 Chim↑Pomは、2016年より、プロジェクト『Sukurappu ando Birudo』を継続している。「Scrap and Build」ではなく、あえてローマ字表記にしているのは、日では馴染みのあるこの言葉が実は、中世の街並みが今も生きている他国では通じない、和製英語であるからだ。2年前のインタビューで、2020年の『東京オリンピック』に向けた再開発が急進

    Chim↑Pomが、「ロボット」でなく「人間」レストランを開く理由 - インタビュー : CINRA.NET
  • 渡辺あや脚本『ワンダーウォール』、静かに話題呼ぶ京都発ドラマ地上波再放送 | CINRA

    BS放送から地上波へ。写真集や展覧会、トークイベントも NHKが贈る京都発の地域ドラマ『ワンダーウォール』が、9月17日にNHK総合で再放送される。 今年の7月にNHK BSプレミアムで初放送されたこの作品は、8月末にも同チャンネルで再放送され、このたび地上波でも放送されることとなった。今月には澤寛が撮影し、脚を手掛けた渡辺あやに加えて内田樹、大友良英も寄稿している公式写真集の刊行を控え、東京・恵比寿のギャラリー・ALでは9月19日まで刊行記念展が開催中だ。9月13日には渡辺あや、キャストの須藤蓮とジャーナリストの宇野維正が登壇したトークショーが行なわれた。 単発のドラマとしては異例とも言える広がりを見せる作。初回放送時から静かに話題を呼び、渡辺あやも参加する、有志によるグループ「近衛寮広報室」も立ち上がるなど、作品の力が多方面へ波及している。 『カーネーション』の渡辺あやが描く、京都

    渡辺あや脚本『ワンダーウォール』、静かに話題呼ぶ京都発ドラマ地上波再放送 | CINRA