――身勝手な“個人主義”で、組織から排除された原田氏のケース 「自分の仕事のやり方に、口出しされたくない」――このような思いをもつ人は少なくないだろう。いま、「自律」という言葉もよく耳にする。これは、自ら考え、行動することを意味するが、これを間違って解釈すると、職場で排除されやすくなる。 今回は、自分のからに閉じこもる社員が、しだいに上司や周囲を敵に回していき、部署の“もてあまし者”になっていった様子を紹介する。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ■今回の主人公 原田 理恵 仮名(29歳、女性) 勤務先:横浜に本社を構える、社員数200人ほどの専門商社。年間売上は50億円前後。今年創業50年を迎えるものの、社内は覇気がない。社