‘You Are the Definition of a Moral Hazard’――何だか「あなたは疑惑の総合商社だ」という発言を連想させるが、バーナンキに対してジム・バニング上院議員が、12/3の米上院銀行委員会の承認公聴会の席上でそう言い放ったという。さらにバーナンキの再任を阻止するために何でもすると息巻いたらしいが、幸いにも彼の努力空しく、取りあえず12/17の同委員会でバーナンキの再任は承認された。上院本会議での承認決議は来年に入ってからになるとのことである。 そんな中、12/13付けワシントンポストでは、バーナンキの功罪を論じたブルッキングス研究所のダグラス・エリオット*1の論説を紹介している。エリオットのその12/11付け小論のタイトルは、「上院議員の皆様、好きなだけバーナンキを叩いて良いから、とにかく再任してください(Beat up Bernanke if You Wan
[ワシントン 15日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は、現在の危機における自らの役割が政策金利の変更のみにとどまらないことを議会に確信させない限り、干渉を回避できない可能性がある。 4月15日、FRBは自らの役割が政策金利の変更のみにとどまらないことを議会に確信させない限り、干渉を回避できない可能性がある。写真はバーナンキFRB議長。14日撮影(2009年 ロイター/Erik S. Lesser) 議会はFRBに対して、融資を受けた金融機関名や融資の活用について、今以上の情報開示を求めるが、こうしたなかFRBは独立性への侵害を回避するため、今以上の情報開示に努めている。 関係筋によるとFRBは今月、ベアー・スターンズやアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)AIG.N救済に向けた融資への担保の情報を一部開示する。また、バーナンキ議長は、欧州中央銀行(ECB)のような定例記
やっぱり市場機能の復活を狙った「質的緩和」に本気なのだろうか、と思った。 週明けの内外債券市場は下落(金利は上昇)したが、株高など景気底入れ期待、国債需給の悪化懸念とかいろいろ材料はあるが、バーナンキ議長が「出口政策」に言及したことも金利上昇要因の一因になった面もある、との指摘を受けた。出口に言及するのは、日銀の時間軸コミットメントでは反則であるのはよく知られたことで、リフレ政策のあり方としては確かに違和感がある。で、この点は連銀ウォッチブログとして秀逸な「Tim Duy's Fed Watch」でも取り上げられていた。 この中ではJohnson and Kwak(前者はIMFの元チーフエコノミスト)が「バーナンキ議長は(量的緩和で)インフレ期待を高める政策をやっている」と主張しているのに対し、Tim Duyがクルーグマン教授の指摘とかも引用して違うんじゃないのか、と反論している。なかなか
今日ちょうど毛唐と話してて、彼らは確か私なんかよりも遥かに学識経験者のはずなのに何故だか国粋的な重商主義で今回のバーナンキ議会証言を評論していたので気になった。 よく分からないのは、アメリカにおける金融業界の救済を”国策”と位置づけて泥縄的に救うことがバーナンキの使命で、それによってのみクラッシュみたいなリセッションを防ぐことができると主張する点だ。正直言って、よく分からなかった。グリーンスパン風のアプローチが12年ぐらい続いて行き詰って、それが崩壊しそうなのをバーナンキがケツを拭かされているようにしか見えない。今日入稿したビジスタのメルマガにもそれを書いた。 しかも、それが彼ら的にはfairで、ベアースターンズ(BSC)は特殊であるから、金融政策では救済しなければより多くのものをアメリカ経済は失う、という前提に立つ。でも、それってよく考えれば重商主義的アプローチなんじゃないの。CDOを必
THE plan of Treasury Secretary Henry M. Paulson Jr. to overhaul the financial system includes a crucial proposal: it would officially transform the Federal Reserve into a “market stability regulator” rather than merely a banker’s bank. This aspect of the Treasury plan is a natural step in a historical trend. The Fed is no longer just a regulatory agency presiding over a narrow group of businesses
前週の終わりに$70だった株価は、週明けから$60に向けて下落を開始し、金曜日には1日で一気に半値の$30に暴落。そして週末にたった$2ドルでのJP Morganによる買収が発表され、Bearの本社ビルのウィンドウに誰かが2ドル札を貼付ける・・・ Bear Stearnsの運命を決めた5日間は、こんな感じだったと思います。 4月頭の時点でも、同社が幾らで、どのようなストラクチャーで、どこに買収されるのかについて、最終決定はなされていません。その傍らで、なぜFedが一(いち)投資銀行の直接救済に踏み切ったのか、投資銀行が一つ破綻するだけで機能不全に陥る恐れのあった金融システムには欠陥があるのではないかと、様々が議論が噴出しています。 この件は今後ウォールストリートに大きなインパクトを与えると思われるため、今更ではありますが、3月10日からの5日間にBear Stearnsに何があったのか、3
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
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下のエントリーのコメント欄で、stupid-marketさんからクルーグマン教授の興味深い疑問を紹介していたので、これについて簡単な考察を行ってみたい。マネーマーケットのマニアなネタですので、興味ない方はスルーを。ある意味、金融調節上の極めてテクニカル、すなわち日銀病的?(苦笑)なネタです。でも、クルーグマン先生、結構鋭いところに目を付けてくるなあ(感想)。 クルーグマン教授がニューヨークタイムズのコラムで示した疑問点はこちら。興味ある方はご参照ください。ちょっと乱暴にまとめると以下の通りであろうか。 ・TB金利がメチャ下がった。FFよりも凄く低い。TB3ヶ月は0.5%以下?(詳しい方、ご指摘を) ・FRBはFF金利(現在2.25%)を1%まで下げるとか予想されている。でも、TBの売買を通じてFF金利を誘導するのだろうが、こんなにFFとTBにギャップあったらFF下げられるのだろうか。 ・フ
金融政策の道具箱、入れ替えどきに――フィナンシャル・タイムズ社説 2008年3月19日(水)11:25 どうなる世界経済 ドル下落ペースダウンのために介入を(2008年3月13日) 続・メルトダウンへの12段階 なぜ米政府の救済策でも危機は収束しないか(2008年2月26日) 米経済、前代未聞メルトダウンの危険が(2008年2月19日) マイナス心理のしっくりこないこの感じ(2008年1月25日) 上がったり下がったりの表と裏、揺れる市場が「連動」に直面(2008年1月24日) 金融危機は、暗い部屋にいるゾウのように(2008年1月22日) 米大統領選の最大テーマは経済に(2008年1月14 (フィナンシャル・タイムズ 2008年3月17日初出 翻訳gooニュース) サブプライム・ローン問題がいやな「せき」みたいなものだったとしたら、ヘッジファンドや中
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いつものことですが、本文は筆者の個人的な意見です。 ご利用は、計画的に。 ベアが、実質破綻。 木曜日60ドルだった株が、金曜日には半値の30ドルで引け。 日曜日には、何と2ドルで買収されることに。 投資銀行の給料って、かなりの部分が株で支払われるので。 それも、すぐに売れない株。 だから、従業員は基本的に自社株を大きくロングしている。 それが、いきなり、30分の1になったら。 目も、当てられないよ、マジで。 何年働いても、引退できないじゃん。 全く、他人事に、あらず。 自社株は、売れるようになった時点で、すぐ売らなきゃ。 正直、ベアはFEDの失策によって、破綻させられたと思う。 以前も書いた が。 つい6日前に発表された、2000億ドルの資金供給を行う、TSLFは。 実質、ベアを破綻の淵から救い出すための方策だったのに。 担保資産の掛け目も決まっていないという、極めて詰めの甘い状態で、発表
[ワシントン 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は16日、金融危機の広がりを阻止するため、2つの緊急措置を発表した。公定歩合を3.50%から3.25%に引き下げ、即日実施するとともに、プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)が公定歩合でニューヨーク連銀から資金を借りられる新たな貸出制度を創設することを予想外の声明で明らかにした。 FRB高官は過去10日間の一連の緊急措置に続くこの日の措置ついて、先週13日および14日の米証券大手ベアー・スターンズBSC.Nの資金繰り悪化問題で、より広範な金融システムにリスクが生じたため、幅広い金融機関が潤沢な資金に確実にアクセスできるようにするため必要だったと説明した。 バーナンキFRB議長も記者団との電話会議で「FRBは財務省と密接に協力し、経済成長に不可欠な金融市場の流動性を高め、機能を十全とするよう努めている。そのためにわれわれ
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