今月11日に東北地方を中心に東日本を襲ったマグニチュード9・0の巨大地震は、発生から6日目の16日を迎えても、なお被害の全容がはっきりしません。激しい揺れもさることながら、何もかも押しつぶし飲み込んでいった津波被害には言葉もありません。福島第一原発では原子炉建屋が相次いで爆発するなど、未曾有の事態が続いています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。 東北地方を中心に、被災地各地に多くの取材記者らが入り、連日報道が続いています。過酷な条件下での取材は、身の回りの安全ばかりでなく、メンタル面での配慮も必要になります。新聞社の労働組合などでつくる新聞労連(日本新聞労働組合連合)が、筑波大学の松井豊教授ら「報道人ストレス研究会」がまとめたメッセージを紹介し、注意を呼び掛けていますので転載します。現場取材に当たっている取材陣の皆さんだけでなく、