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IFRS(国際会計基準)を導入すると、「のれんの償却費負担がなくなり、その分、企業のM&A(合併・買収)がしやすくなる」とよく言われる。 のれんとは、買収先企業の買収額がその企業の純資産(資産-負債のこと)を超える部分のこと。事業を続けてきたことで得る価値、つまり単なる純資産を超えた無形の価値(超過収益力)をしめす。 のれんを償却するかしないかは、日本の会計基準とIFRSの異なる点だ。だが、実はそののれんのとらえ方自体がこれまでの日本基準とは異なる。具体的に言えば、下の図のように、IFRSでは従来、のれんとされていた部分の一部を無形資産ととらえるのである。 無形資産は基本的には償却を行い、のれんはIFRSでは償却しないからそこに大きな差がある。一般にIFRSが適用になると、のれんの償却負担がなくなるからM&Aがしやすくなると単純に考えられがちだが、実はそうではないのである。 これまでならの
楽天トラベルで虚偽予約 全国1600ホテル被害か - MSN 産経ニュース 旅行予約サイト「楽天トラベル」のポイントサービスを悪用するため、サイトからホテルに虚偽の宿泊予約をしたとして、警視庁捜査1課は偽計業務妨害容疑で村中健(28)と小原健作(27)=住所不定、無職=の2容疑者を逮捕し、7日、東京地検に送検した。 楽天トラベルをめぐっては、今年2月から全国約1600のホテルで、約2万8000室のカラ予約が繰り返されており、同課が関連を捜査している。 同課によると、2人は「楽天のポイントがほしくてやった。週に数十万円稼いでいた。ポイントでゲームソフトやCD、本を購入したほか、ホテルに宿泊した」と容疑を認めている。上記の不正で、容疑者たち以外に得をする者がもしいるとすればそれは誰か。誰もいない。楽天はおろか、「楽天トラベル」に契約している全国の宿泊施設も売上獲得の機会を失う「全方損」となる行
【16:58追記あり】 明日月曜日発売の週刊ダイヤモンドの特集「IFRS襲来!」は、なかなか力が入ってます。 前半は以前ご紹介した国際会計基準IFRS完全ガイド—経営・業務・システムはこう変わる!! (日経BPムック) と同様、IFRS入門・基礎知識といった感じですが、後半、個別の業界、個別企業ごとにIFRS導入によるインパクトを定性的・定量的にまとめているのが、非常に読みごたえあります。 日本企業でも、もうすでにIFRS導入でご苦労されてらっしゃる企業もありますが、一般の企業はあと数年の猶予があるので、こういった書籍や雑誌でゆっくりIFRSを学んでいけば、導入そのものについては、以前心配したようなこともあまりなく、何とかなっちゃうのかも知れません。 しかし、私は、IFRSの問題というのは、単に「まったく新しい考え方を一から学ぶのがめんどくせえなあ」ということだけではないと思います。 つま
2012年03月28日12:45 カテゴリ書評/画評/品評Money 会計リテラシー必要十分 - 書評 - 借金を返すと儲かるのか? 著者より献本御礼。 儲けにつながる「会計の公式」 岩谷誠治 [原著:借金を返すと儲かるのか?] 初出2009.06.24; 原著「借金を返すと儲かるのか?」に対する書評 さすが「国語算数理科しごと」の著者である。「国語算数理科しごと」を小学校の教科書として、そして本書を中学校の教科書とすれば、必要十分な会計リテラシーが、現在の義務教育の範囲内で修まる。文科省はまぢで検討すべきだ。 本書「借金を返すと儲かるのか?」は、前著「国語算数理科しごと」を「理念編」とすれば、「実践編」に相当する。中学生以上であれば、いきなり本書からはじめてもいいだろう。前著ではカバーしきれなかった、減価償却や貸倒引当金といった概念も本書ではきちんと網羅されている。本書をクリアーすれば、
ERP導入後も財務経理部門で効率化されなかった作業 2005年、中外製薬はBPR(Business Process Re-engineering)を行う目的で基幹システムの全面刷新を行い、会計/生産/販売など主要部門にERP製品「SAP R/3」をビックバン方式で導入した。そして、2007年には人事システムも「SAP ERP 6.0」で稼働開始した。 それと同時に、主に財務経理部および各機能の予算統括部門でのデータ活用を想定し、BI(Business Intelligence)ツール「SAPビジネスインフォメーションウェアハウス」(以下、SAP BW)を導入した。 中外製薬はスイスに本拠地を置くロシュ・グループの最重要メンバーであり、国内では中外グループの中核会社である。同社にとってもロシュ・グループにとっても決算早期化への強い要請があるため、月初第3営業日で中外グループ連結ベースの月次決
お疲れさまです。 まずは・・・・・私も早速買ってしまいました。 著名ブロガー・池田信夫氏がブログで 「すべてのビジネスマンと政策担当者と研究者が絶対に読むべき本である。」 と推薦されていた「市場の変相」を。 そこまで書かれてしまったらブックオフに出るまでは待てません。 久々に正価で購入です。 著者は世界最大の債券ファンドのCEOで、IMFの元理事。 新興国の急速な台頭によって世界的インバランスが生じ、 その過剰貯蓄を吸収して投資効率を上げるために発達した金融技術への過信が 危機をもたらしたメカニズムを、グローバルな視野から明らかにしている。 G20などでの議論の枠組を、本書がつくったといっても過言ではない。 (池田氏のブログより) 要するに今回の危機を予見していたんですよね。 私も読み始めたところですが、直感として「面白そう」です。 機会あればフィードバックします。 ご興味ある方は、書店で
ソフトバンクモバイルが、やっとデータ定額を導入するというニュースが4日に出た。面白いことに、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)として、ライバルであるイー・モバイルのデータ通信網を利用して提供するらしい。ディズニー・モバイルはソフトバンクのMVNOであり、ソフトバンクはMNO(Mobile Network Operator=キャリアと普通呼ばれる)だが、今回はMNOたるソフトバンクがMVNOをやるのでややこしい。 なぜ自前でやらないのか。理由は多分ソフトバンクは最も周波数が逼迫しているMNOだから、定額データ通信を賄うだけのキャパシティが電波的に無い、という事が第一だろうが、設備的なキャパシティも無いという可能性も十分考えられる。ソフトバンクは基地局は増やしていると主張しているが、06年度に3000億円台だった設備投資を、08年度
サブプライム問題に端を発した世界的な金融市況の悪化から、農林中央金庫の保有する証券化案件の損失額が急速に拡大しているようだ。 農林中金が昨年11月に発表した2009年3月期半期(中間期)決算概況で損失の内容が公表されているが、会計基準の変更などもあり、実態が見えにくくなっている。 ■農林中央金庫 2009年3月期半期決算決算概要説明資料 10ページ 週刊ダイヤモンド誌などでも指摘されていたが、有価証券の評価損の数字はどう考えても、市場実勢と一致していないと思える。 今回は、この点を改めて考察するため、業界関係者による資料や評価ベンダー(Reuter, Markitなど)の公表する証券化案件インデックス価格の9月末と12月末の価格を参考に、控えめに実勢価格を算出、評価損を算出してみた。推定値は、あくまでも筆者の個人的な計算だが、参考までに見てほしい。 農林中金の保有する証券化案件を一般
会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな? お疲れ様です。 週末は久々に散財をしました。 ネクタイを5本も新調したのです。 ・・・・といっても、100円ショップ「キャンドウ」のですけど。 それはさておき、・・・・・ また三菱UFJがやってくれました。 クロウト受けしそうなネタですよね。 まずは日経から。そのあとで簡単にコメント。 --------------------------------------------------------------------- ◆三菱UFJ、奇策で黒字 保有株の簿価変更で損失抑制 三菱UFJフィナンシャル・グループが2009年3月期の業績予想を最終黒字と したのは、保有株式の簿価を変更するという“奇策”が大きく寄与したもようだ。 損失を約750億円抑える効果があるといい、これ
でも、今回は映画の話ではありません。会計の話。 勤務先の同僚・ハカセ君ことY氏にそそのかされて 週刊ダイヤモンド 1/31号の早売りをゲット。 (書籍代690円は皆様によるスポンサーリンク収入、約1週間分で賄うことができました。 この場を借りて御礼申し上げます。引き続きよろしくお願いします。) 特集は「新興市場の断末魔」 (・・・別に新興市場だけじゃなくて株式市場全体が断末魔なんですけどね。) 最新データを通じて、あらゆる角度から新興市場に巣喰う問題企業をあぶり出し、 信頼回復に向けて何をなすべきかを問うと。 ◆その中で私はp.54「許されざる“監査法人“」「に注目しました。 同誌では「市場の信頼を担保するべき監査法人が、市場から退出させるべき企業 の延命に手を貸している現状は許さざるを得ない」という厳しい視点から 幾つかのランキングを作成。 その1つが、「監査報酬の対売上高比率が高い新興
会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな? コンビニ問題に詳しい「月刊ベルダ5月号」にて セブン‐イレブン・ジャパン ピンハネ疑惑に司法のメス 最高裁が加盟店の上告を受理 という記事がありましたのでご紹介。概要は下記サイトで確認できます。 http://www.bekkoame.ne.jp/ha/hf20199/v0805.html#経済1 それによりますと・・・・・・・ -------------------------------------------------------- 最高裁判所第2小法廷は3月28日、セブン‐イレブンのFC加盟店オーナーが自店の 仕入れに関する請求書・領収書の移しを交付するよう本部に求めた訴訟を、 受理する決定を下した。 一審の東京地裁、二審の東京高裁はともにオーナー側の訴えを棄却
日経新聞の一面でドイツ証券さんが証券取引等監視委員会から処分勧告を出されそうなことが書かれています。あくまで記事に従えばですが、「容疑」として上げられた証券化商品の不適切な時価算出の事例として ① 同じ証券化商品の時価(同一時点)であっても顧客によって異なる価格を示していた。 ② 同じ証券化商品の時価(同一時点)で複数の価格を示し、投資家にどの時価を使うか判断させていた。 ③ 時価評価の基準日を誤ったり、時価の増減を取り間違えたりした。 などが示されています。 業界の外の人にはちょっとピンと来ないでしょうが、複雑な証券化商品については、今回の事例で非常に明らかになったようにセカンダリーマーケットでの取引事例が極めて少ないものが多く、取引に基づく時価形成というのは机上の空論でしかありません。ところが、多くの投資家にとってそれでも「時価」を把握する必要に迫られるのは、会計や当局のガイドラインに
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン “Goodbye GAAP”(さようなら、米国会計基準) 英「エコノミスト」が米国で発行しているCFO(最高財務責任者)向け月刊誌「CFO マガジン」の2008年4月号の表紙を、そんな言葉が飾った。同誌は4月号のカバーストーリーの中で、「米国企業も、近い将来、国際会計基準を採用しなければならなくなるだろう。問題は、それがいつかだ」という米系多国籍企業CFOのコメントを引用し、「2013年には米国の上場企業が国際会計基準をもって財務諸表を作成及び報告することになるのでは」との予測を示した。 米国が国際会計基準の採用に傾いている様子は、スタンフォード大学経営大学院が主催した「SECの挑戦-米国企業の国際会計基準への用意は万全か?」と題したセミナー
2008年04月21日11:00 カテゴリ書評/画評/品評Money ペア書評 - いちばんやさしいファイナンスの本/アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書 「いちばんやさしいファイナンスの本」は日本能率協会マネジメントセンター杉崎様経由で著者より、「アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書」はアスペクト貝瀬様よりそれぞれ献本御礼 いちばんやさしい ファイナンスの本 保田隆明 アメリカの高校生が読んでいる 経済学の教科書 山岡道男 / 淺野忠克 教科書の日米対決、軍配はどちらに!? 「いちばんやさしいファイナンスの本」も「アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書」もどちらも超初心者向けの本なのだが、前者は「全年齢向けだけどどちらかというと高齢者」というやや曖昧な想定読者に「投資先を知るためのファイナンス」というかなり絞った話題を説いている対し、後者はタイトルにもあるように「高校生以
時価会計の適用が適切ではない場合があることをみとめる発言をされているようですね。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31277920080411 実は以前にも書きましたように、原則的に時価会計は重要だけれど市場の流動性が大きく損なわれている状況ではその完全な適用が市場の害になりうる、という彼の考え方にはワタクシも同意しています。 とはいえ、FRB議長様までがこのようなことを言わざるを得ないとは、相当深刻さが身にしみていらっしゃると見受けました。3月のイースター前の危機をすぎて一見平穏に見えたマーケットですが、まったく事態はよくなっていないと思います。銀行もまだまだファンディングで苦しんでいるようで、TEDスプレッド(3ヶ月ドルLiborと3ヶ月米財務省短期証券の金利差)は、一時のピークよりは低いとはいえ、まだまだ高いま
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