きのうの夕方、クルマでの移動中にNHKラジオを聞いていたら、報道番組(「私も一言!夕方ニュース」という番組らしい)で非正規雇用問題が取り上げられていました。最近発表された「正規雇用の収入が非正規雇用の2.1倍」という調査結果をもとに、街頭インタビューや有識者コメントなどが放送されていました。残念ながら最初の10分くらいを聞いたところで目的地に到着してしまい、その先を聞いていないので見当はずれの意見になるかもしれませんが、それにしても非常にずさんな報道ぶりで驚きを禁じ得ませんでした。 まず、元ネタのニュースをNHKのサイトからコピペしておきます。 社会の格差をテーマに、10年に1度全国規模で行われている社会学調査の最新の結果がまとまり、正規雇用と非正規雇用という雇用形態の違いだけで、収入に2倍以上の格差が生まれていることがわかりました。 この調査は、職業や学歴などによる格差をテーマに、 社会
「キャリアデザインマガジン」第72号のために書いた書評を転載します。 不安定雇用という虚像―パート・フリーター・派遣の実像 作者: 小泉静子,佐藤博樹出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/11/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (16件) を見る きわめて刺激的なタイトルの本だが、内容はそれと裏腹に、データの分析を中心としたまことに堅実な研究書という感がある。その手法たるや、共著者のひとりである佐藤博樹氏が心血を注いでいる東京大学社会科学研究所附属日本社会研究情報センターのデータアーカイブ(SSJDA)経由で、リクルートワークス研究所が実施したアンケート調査の個票データを再集計したという地道きわまりないものだ。佐藤氏はこの本の版元である勁草書房のウェブサイトで「著者らの意図は副題にある」と書き、続けて「パート、フリーター、派遣などに代表さ
「雇用の現状 総合版」では、労働市場動向・採用需給バランス・求人動向につきまして、年次発表物を中心に、最新のデータを収集してまとめております。
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