今年度上半期緊急発進回数 対ロシア機急増 日本海から太平洋へ 長距離周回目立つ 統幕は10月21日、空自機による22年度上半期の緊急発進(スクランブル)回数を発表した。 それによると、今年4月1日から9月30日までの緊急発進回数は186回(昨年度同期146回)で、領空侵犯はなかった。各方面隊別の回数は、北空78回(同61回)、中空50回(同22回)、西空22回(同13回)、南混団36回(同50回)で、南混団を除いて軒並み増加した。 対象機の国籍別(推定を含む)発進回数は、対ロシア機が149回(同84回)と急増、依然として全体の約80%を占めて最多で、対中国機が24回(約13%、同22回)、対台湾機が4回(約2%、同12回)、民間機などと見られる判別困難な「その他」が9回(約5%、同20回)だった。昨年同期は、長距離弾道ミサイル発射に際して日本領空に接近してきた北朝鮮機に対する緊急発