記事一覧 食熟知、人脈もある。この人だ 第1章「仲間づくり」(3) (2014年4月15日午前5時00分) 福井の郷土料理を「魅せる」佐々木京美さん(中央)。協力者として名乗りを上げてくれた=福井市の県福井合同庁舎 高校生が出すランチ、というアイデアをあきらめきれず2月末、食物科のある美方高を訪ねた。 「生徒さんたちにとって、いい機会になりますから」。会議室に通されると、山口デスクがいつも以上に熱弁をふるった。教頭先生は「生徒が毎年、弁当を作って校内販売をしているんです。それをレストランで出すというのは、どうですかね」。 好感触。前の学校に断られているというのに、山口デスクは楽観していた。ちょうど1週間後、電話で返事があった。「できる範囲で協力させてもらいます」 ■■■ 一方、有名シェフにメニューを監修してもらう案は断念した。福井の食を熟知した人がいい。そうすれば「オール福井」のレ