日本でいちばん読まれている小学生のための百科事典『きっずジャポニカ』が7年ぶりに刊行されました。自らも2児の父である編集長の吉田兼一さんに、新版の特徴や編集方針について話していただきました。 ◆子どもも大人も一緒に使える本格事典 TPP、ヒッグス粒子、ベクレル…皆さんは、子どもからこれらの言葉の意味を尋ねられたとき、正しく答えられるでしょうか? わたし自身、自信がありませんでした。大人向けの事典やインターネットのWikipediaを見ても、説明が専門的すぎて素人には理解が難しく、子どもにかみくだいて説明するのは、至難の業だと思います。 難しい言葉でも、まず大人が理解をして、子どもにわかりやすく説明できるような事典にしようと考えて編集したのが『きっずジャポニカ』です。 『きっずジャポニカ』には、大人も知らない言葉、最近生まれた新しい言葉が多数収録されています。「きっず」と名前をつけていますが