コーヒー大手UCCホールディングスは23日、欧州コーヒー大手「ユナイテッドコーヒー」を約500億円で買収すると発表した。 ユナイテッド経営陣や投資ファンドが保有する全株式を5月下旬に取得する。UCCはレギュラーコーヒーの販売量で世界8位から3位になる。 ユナイテッドはスイスに本社を置くコーヒーの焙煎・卸販売会社。欧州5か国に生産拠点を持ち、大手スーパーの自主企画商品(PB)のコーヒー製造のほか、ホテルやカフェに業務用コーヒーを提供している。コーヒー消費が盛んな欧州に進出し、収益拡大を目指す。 UCCの上島豪太社長は記者会見で、「レギュラーコーヒーはもちろん、缶コーヒーやお茶などの無糖飲料の欧州での展開も考えていく」と述べた。