神戸市内の高齢者施設で暮らす服部千恵子さん(86歳)は、ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手を応援。スペイン出身の彼との会話を夢見て、「ゼロから始めるスペイン語」の本で勉強を開始。試合当日には、認知症を患っていながら、一度着たユニフォームを見て「これこないだも着ましたよね?」と発言し、施設の職員を驚かせていた。 これは、『セサミンEX』などの健康食品を販売するサントリーウエルネスが、2年前より推進している「Be supporters!」プロジェクト。Jリーグと協働し、高齢者施設の利用者など普段は「支えられる」機会の多い方が、サッカークラブのサポーターとして「支える」存在になることを推進している。 施設では健康体操などのレクリエーションが日々行われているが、楽しみや生きがいを見出せずに、参加を拒む高齢者は多い。しかし、定期的に試合が行われるJリーグにおいて、息子や孫に似た“推し”の選手