JASRAC許諾第9009285055Y45038号 JASRAC許諾第9009285050Y45038号 JASRAC許諾第9009285049Y43128号 許諾番号 ID000002929 ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。
シリコンバレーでは多くのイノベーションが生み出され世界を変えてきたと言われますが、コンピュータの歴史を振り返ると、Xerox PARC (Palo Alto Research Center) の存在が大きな影響を与えてきたことは間違いないでしょう。 PARCはXerox傘下の研究開発機関として1970年にシリコンバレーに設立されました。コンピュータ、ネットワーク、デジタル化技術などの研究開発を通じて未来のオフィスを創り出すこと目的としていました。特に、Alan KayのDynabook構想に基づき、パーソナルコンピュータの実現が進められたことで知られています。 今では当たり前のGUIやそれに必要となるモニターやマウスなどが開発され、Smalltalkを搭載したAltoと呼ばれるコンピュータによって具体化されました。当時は革新的なもので、のちにAppleのLisaやMacintosh、Mic
いつものようにヘロヘロと仕事をしていると、突如担当編集の松尾氏からMessengerで「これに対するちゃんとした回答を書けるのは大原さんだなということで、また歴史物をお願いしたく」という依頼が飛び込んできた。 いやちゃんとした回答も何も、上のTreeで出題されたSEライダー氏が正解を出されているわけですが、歴史的経緯というか、ここに至るまでの話というのが長い訳で、その辺りを少し説明してみたいと思う。 ちなみに出題に少しだけ違和感がある(なぜ10bitがキリがいいと思うのか?)のは、筆者もこっち側の人間だからかもしれない。 回答の前に、その根底にある2進数採用の経緯 そもそも非コンピュータ業界の方からすれば、2進数がベースという辺りから違和感を覚えるのではないかと思う。実際、世界最初の計算機(≠電子計算機)とされる「バベッジの階差機関」(写真1)にしても、世界最初の電子計算機(※1)であるE
はじめに 【2022/02/03追記】 Twitterで、1バイトは何ビットかというのが話題に上り、この記事も急に参照されるようになりました。 話題になることで識者の方々から私自身も知らない知識を得ることが出来ました。 最終的には、ITmedia NEWSの大原雄介さんの下記の素晴らしい記事が産まれることになったので良かったです。 1バイトの定義 なぜ、1バイトは8bitになったのだろうという疑問から調べはじめました。 昔は4bitのCPUがあったわけだし、その時も1バイトが8bitなのか4bitではないのか?という疑問がわいたわけです。 結論から書くと当時4bitのCPUの場合、1バイトは4bitだったわけです。 とはいえ、CPUの値がそのまま1バイトになるわけではないです。 1bit CPU はできるのか?によると 長い歴史の中で、CPUのbit長はALU長でもなくアドレスバス長でもな
Scientists confirm that the first black hole ever imaged is actually spinning
UNIXができたころのことを話そうとするとその頃のコンピューター事情が今とだいぶ違うのでなかなか話が伝わりません。そこでそのころ(1970年ごろ)のコンピューター事情について、正確性はちょっと置いておいて、分かりやすいようにざっくりと説明したいと思います。 アポロ11号の月面着陸が1969年なのでその辺りの映画などに出てくるでかいコンピューターを想像するとイメージしやすいかもしれません。 ## 大雑把な分類 初期のUNIXが開発されたころ(1970年ごろ)に使われていたコンピューターは主に下記の二種類でした。 - メインフレーム - ミニコン(ミニコンピューター) このころ主に"コンピューター"といえば今で言う"メインフレーム"のことを指していました。 マイコン(マイクロコンピューター)/パソコンは1980年ごろ普及しました。しかしパソコンでUNIXを動かすのが実用的になったのは1990年
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