Tesla cuts Model Y, X and S prices in the US and says it’s ending the referral program
日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場の季節外れの高騰が始まってから早2カ月となった。なぜ電力需要が少ない秋に、JEPXは高騰し続けるのか。日本最大の発電事業者JERAの発表資料と電力・ガス取引監視等委員会の公表データから、JEPXの西日本エリアで大量買いを続けてきたJERAの動向が見えてきた。 JERAは11月24日、JEPXへの入札価格を決める限界費用の考え方を変更すると発表した(「2021年度の冬季重負荷期の需給対策について」参照)。 関連情報: 2021年度の冬季重負荷期の需給対策について 日本の発電シェアの8割を占める旧一般電気事業者(大手電力各社およびJERA)は、国に「自主的取組」として余剰電力の全量を限界費用でJEPXスポット市場に供出することを求められてきた。自主的取組は、電力システム改革を進める過程で、市場支配力を持つ事業者による相場操縦行為の抑止などを目的として始ま
電力を気体分子の運動エネルギーや熱、もしくは化学ポテンシャルとして貯蔵するのが「圧縮空気(CAES)」や「液化空気(LAES)」である。これまでは立地場所の制約に加えて、圧縮時の熱損失の大きさが深刻な課題だったが、ここへきて実現手法のさまざまな工夫が実り、それらの課題を解決しつつある。日本企業が事業に参画する例も増えてきた。 圧縮空気を利用したエネルギー貯蔵システムCAES(Compressed Air Energy Storage)も、他の蓄エネルギーシステム同様、1978年の最初の実用化から40年以上経った今になって、刷新に向けて動きだした。CAESは、“充電"時にコンプレッサーを駆動させて電力を圧縮空気に変換し、発電時には圧縮空気が膨張する力によってタービンを回転させて発電するシステムだ。 ただ、従来のCAESには、(1)岩塩層†がある地域でしか使えない、(2)圧縮空気を火力発電所の
産業技術総合研究所の永田裕主任研究員と秋本順二首席研究員らは、酸化物系固体電解質を用いたリチウム硫黄電池の室温動作性能を大幅に向上させた。室温25度Cにおけるエネルギー密度が283ワット時/キログラムで、現行のリチウムイオン電池に近づいた。今後、充放電耐久性や容量の向上を目指す。 酸化物系固体電解質として酸化リチウムとヨウ化リチウム、電極の活物質として硫化リチウムまたはケイ素、導電材の炭素材料を混合。メカニカルミリングで機械的に粉砕して細かな微粒子とする。これにより固体電解質が変形して活物質に密着し、微粒子間の接触性が増した。 微粒子混合物を常温でプレスするだけで、正極と負極の電極材料を作れる。電池を組んで充放電試験をすると初回のエネルギー密度は283ワット時/キログラム。今後、耐久性を高めて充放電回数を稼げるようになれば、安全性の高い全固体リチウム硫黄電池の開発につながる。 【関連記事】
発熱エネルギー密度は1000倍 原子核変換に伴う熱を利用する加熱装置の製品化が間近に迫ってきた。9月28日、新エネルギー関連のベンチャー企業、クリーンプラネット(東京都千代田区)とボイラー設備大手の三浦工業が「量子水素エネルギーを利用した産業用ボイラーの共同開発契約を締結した」と発表した。 「量子水素エネルギー」とは、水素原子が融合する際に放出される膨大な熱を利用する技術で、クリーンプラネットが独自に使っている用語。エネルギーを生み出す原理は、日米欧など国際的な枠組みで進めている熱核融合実験炉「ITER(イーター)」と同じ、核融合によるものだ。 核融合反応による発熱エネルギー密度は、理論的にはガソリンの燃焼(化学反応)の1000倍以上になり、実用化できれば人類は桁違いのエネルギーを手にできる可能性がある。 「量子水素エネルギー」と熱核融合炉との違いは、ITERが1億度という高温のプラズマ状
リチウムイオン2次電池(LIB)の実用化後の歴史は約30年。一方、発見されてから334年がたったあの“エネルギー”が大規模蓄電の新技術として参戦してきた。アイザック・ニュートンが、木から落ちるリンゴを見て発見したという“重力(万有引力)”を使うエネルギー、すなわち“位置エネルギー”である。既存の揚水発電やLIBと比べてどんな特徴があるのか、誰が利用しようとしているのかを紹介する。 欧米では古くてほぼ廃れたような技術からまったく新しい技術までさまざまな蓄電技術/蓄電媒体に脚光が当たり、それらの開発ラッシュが起こっている。理由は大きく3つ。1つは、電気自動車(EV)の需要が急増する見通しであるため。 2つめは、再生可能エネルギーの大量導入に伴い、その出力変動を平準化、もしくは蓄電して水素など別のエネルギー形態に変換する需要が非常に大きくなると予測されているためである。調査会社の米Bloombe
民間プラントでは世界初! 電気抵抗ゼロを可能にする超電導ケーブルの実証実験開始 エネルギーロスを大幅削減! 複雑な工場レイアウトでの導入成功で実用化へ一歩前進 化学の実験でおなじみの液体窒素。日常生活とは無縁のものと思いきや、血液の保存や食品の急速凍結など、実は身近な分野で使用されているケースも少なくない。そうした中、-196℃という特性を生かし、省エネにも役立てようという実験が進められているという。キーワードは「超伝導」。電気抵抗がゼロになる現象のことだ。超伝導と液体窒素の関係、電気抵抗をなくすことで生じるメリットなど、実用化に向けて期待がかかる注目の技術を紹介する。 普及する「低温」、これからの「高温」 開通に向けて工事が進むリニアモーターカー。ここに超伝導という技術が用いられていることをご存じだろうか? 超伝導とは、特定の物質を極めて低い温度まで冷却した際に電気抵抗がゼロになる現象の
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