今年に入ってから著作権の保護期間(映画などを除き没後50年間)が切れた日本の小説家といえば、川端康成だ。その著作物は今、中国で各社が競い合って、出版ラッシュを迎えている。その数は知っているだけでも、20社以上になっているから驚いた… https://t.co/tftgF4Vt95
紹介 モンゴル人が知らない“モンゴルの民話”が 長年、日本人に親しまれてきたことは モンゴル人の私にとって驚きである。 楊海英(静岡大学教授) ◎スマホで再生できるモンゴルの伝統楽器“馬頭琴”の演奏データ付き! 社会主義イデオロギーのもとで量産された 階級闘争的な「革命物語」はいかにして日本に浸透したのか? 2016年刊『スーホの白い馬の真実 ─モンゴル・中国・日本それぞれの姿』(風響社/第41回日本児童文学学会奨励賞を受賞)の加筆・新書化企画。 民話「スーホの白い馬」は、小学生の国語の時間(光村図書出版・小学校国語教科書「こくご」二・下1965年度版 初掲載)、あるいは、絵本『スーホの白い馬』(福音館書店1967年初版2016年10月発行)により、日本では子どもから大人まで広く知られている、モンゴルの少年と白い馬の伝説である。 少年が可愛がっていた馬が王様に殺され、その馬の骨で作ったとい
略歴 劉慈欣(リウ・ツー・シン) 1963年6月、北京生まれ。文化大革命期に一家で山西省に送られる。大学卒業後、発電所でエンジニアとして働きながらSF小説を執筆。2012年に作家として独立。短編の「流浪地球」(さまよえる地球)は映画化され、中国映画史上2番目の興行収入を記録した。 小説のアイデアは、物理学の難問「三体問題」の文章を読んだことがきっかけだった。宇宙に質量を持つ三つの物質があれば、引力が相互に働き、現在の物理学や数学では動きが予測ができない。「たった三つでも予測できないなら、ある恒星系の中に三体運動があったら、文明はどうなるのだろうか」と考えた。 根底には、人類が生存を続けていること自体が不可思議だという思いがある。「我々は当然だと思っているが、一種の幻想かもしれない。宇宙全体の残酷な生存競争の中で、人類文明は生き続ける力があるか」というのが自身の作品の隠れたテーマだ。 ■中国
国の力や勢いを測るモノサシといえば、一般にはGDP(国内総生産)が知られている。ある一定の期間にその国で生み出された付加価値の総額だ。GDPの値が伸びていれば、その国の経済は成長しているし、伸びていなければ、成長が鈍化したなどと言われる。だから、その速報値にみんな一喜一憂する。 ただ注意しなければならないのは、GDPの値はあくまでも結果に過ぎないということだ。結果に一喜一憂するのも、なんだか数字に踊らされているようでカッコ悪い。やはり優秀なビジネスパーソンともなれば、スマートに未来を予測してみせたいところだ。 とはいえ、未来を見通すにも新しいモノサシは必要である。ある国の潜在能力を見抜くにはどうすればいいだろうか。 それはその国の「妄想力」を測ればいい。 どうやって? 具体的には、その国のSF小説を読むのである。 それだけ? そう、ただそれだけだ。 そもそも文学は妄想力の産物である。なぜS
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く